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2005年 12月 07日 ( 1 )
コルク or スクリュー?
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そろそろ忘年会、そして、クリスマスパーティの季節。
おいしいワインを楽しむ機会が増えてきますね。

最近、よく見かけるのが、コルクではなくスクリューキャップのワイン。
主にオーストラリア、ニュージーランドなど新世界ワインに多いのですが、

どうですか、コレ?

実は日本ではまだ主流ではないですが、このスクリューキャップ。
ワイン業界では、かなりホットな話題なのです。

先日、オーストラリアワイン事務局が、このスクリューキャップのセミナーを行いました。
場所は、オーストラリア大使館。
ゲストスピーカーは、それはそれはエレガントで秀逸なワインを造る、
豪州トップクラスのワインメーカー、ジェフリー・グロセット氏、ワインライターのタイソン・ステルザー氏、そして日本からは田崎真也氏。

セミナーの主旨は、
スクリューキャップはコルクに代わる新時代のワインスタイルである、
ということの啓蒙。
本格的なワインテイスティング仕様で、コルクを使ったワインと、
スクリューキャップのワインの試飲を行いながら、
スクリューキャップの可能性を示唆します。

結論から言いますと、
今まで、ワインの熟成はコルクを通して空気に触れ、
息をしているため、と言われてきました。

でも、研究の結果、スクリューキャップでもワインは熟成するということが、判明。
熟成に必要なのは酸素だけではない、ということがわかってきたのです。
逆にコルクの腐敗による劣化がないスクリューキャップは、
ワインの品質を損ねることのない、実に合理的で経済的なスタイル、というわけです。

通過儀礼である、ソムリエによるコルクの抜栓。
合理性、経済性だけでは語れない、培ってきた伝統や醸造家のこだわりにこそ、
ワインの美学があると思う方も多いでしょう。
わたしも、そう。

でも、グロセット氏のコメントはとても印象的でした。

「大切に育てて造り上げたワインが、コルクの劣化によって誰にも楽しまれることなく、
捨て去られるのをずっと見てきました。もう、そんなことはしたくないんです。
使い勝手がいいとか、プライスが安いからという理由でスクリューキャップを
薦めているのではありません。選んでほしいから、それが一番の理由です」

グロセット氏は自分のワインに、コルクとスクリューキャップの2種類を使っています。

自分が手塩にかけて育てたワインを最高のポテンシャルで飲んでもらいたい。
職人なら当然、思うことです。
最近はブルゴーニュ、ボルドーなど本家フランスでも、このムーヴメントに追随、
スクリューキャップを使うワイナリーが出てきました。

カチッ、と小気味いい音をたててワインを開ける。

コルクとともに長い年月を経てきた
最高級のビンテージワインを堪能するためへのステップとして、
まずは、気軽にスクリューキャップのワインを楽しむ。

そんなカジュアルさも、悪くないものです。
by naoko_terada | 2005-12-07 03:11 | ワイン&ダイン | Trackback(5) | Comments(19)





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