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2005年 11月 27日 ( 1 )
1年ぶりの、スリランカへ
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およそ1年ぶりのスリランカ。

今回は旅行会社のスタッフのみなさんと一緒の、いわゆる視察ツアー。
リゾート、アーユルヴェーダ、サファリ、ショッピングと、
スリランカの魅力満載のステキな内容。

日程では首都コロンボから、スリランカ航空が行っているエアータクシーと呼ばれる水上飛行機を利用して南東のヤラ国立公園まで移動、という予定。

でも、わたしは南の海岸線を通って、1年前、津波の前に訪れた場所がどうなっているか、
それが知りたかった。
そこで、単独、車をチャーターして陸路で移動することに急きょ、変更。
目的地は、我がうるわしのアマンウェラ
スリランカ初のアマンリゾートです。

翌日早朝、用意されたのは、スリランカ人の若いドライバーが運転する日本車。
コロンボからアマンウェラまでは、約4~5時間。
「日本人はあんまり乗せたことないなぁ」と、やや不安げなドライバー。
ふたりでのちょっとしたドライブ旅行に出発です。

津波は海岸線のおよそ2/3というとてつもない規模で、スリランカを襲いました。
1年近くが経過し、復興はかなり進んでいると思っていたけれど、
海岸線の道路沿いにはいまだ、崩壊した家々が並び、人々が暮らすテントが点在。
飛行機ではあっという間に通過してしまう、わずかな距離のなかでも、
さまざまな人たちが暮らし、日々を送っていることを、あらためて実感します。

午後も過ぎ、どこかでランチを、ということで、
ドライバーがヨーロピアン観光客ご用達のレストランへ連れていってくれることに。

テーブルに案内されて座ると、ドライバーが
「ボクはレストランがまかないを食べさせてくれるから、向こうで食べるよ」と言う。
まわりを見ると確かに、ヨーロピアンは自分たちで食事をし、
連れてきたガイドたちは奥に消えていく。

そこで、わたしは
「向こうで食べたいならいいけど、もしよければ一緒に食べない?ごちそうするから。その代わり、スリランカのこといろいろ教えてくれない」と聞いてみる。
「OK」と言って、彼も同じテーブルに。
ダール(豆カレー)、カンクン(青菜)の炒めもの、それにライス。
彼はスリランカではおなじみのジンジャービール(美味です!)、わたしはセイロンティー。
同じ皿から料理を分けあい、津波のこと、仕事のこと、スリランカのこと、日本のこと。
そんなことをあれこれと食べながら、話す。

しかし、レストランにはドイツ人、イタリア人などヨーロピアンの観光客が多く、
彼らの戻りの早さには驚かされます。
人々の生活が元に戻るにはまだ時間がかかるでしょうが、
道路、鉄道なども再開し、ホテルやリゾート、レストランなど観光要素は迅速に復興。
再生したスリランカのパワーを感じます。

食事を終え、ウェイターに会計を頼むと、
ウェイターがドライバーに地元の言葉で何かつぶやく。
「ボクの分は払わなくていいそうです。ミス、アナタの分だけで結構だそうです」

ウェイター、ドライバーともにわたしを見ながらニッコリ、笑う。

レストランのトイレの横の壁に、津波の高さが青いチョークで示されている。
今回、わたしが撮った唯一、津波を象徴する写真です。

崩壊した家々も、人々が暮らすテントも、打ち上げられた漁船も、
津波に関するものは、今回、いっさい撮らなかった。
必要ないと思ったから。

それよりも美しいビーチ、光り輝く太陽、すてきなリゾート、
そして、なによりも美しいスリランカの人々の笑顔。
そんなことに目を向け、伝えていきたい。

それが、スリランカの魅力だから。
by naoko_terada | 2005-11-27 16:34 | トラベル | Trackback | Comments(13)





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