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2週間のご無沙汰ですね。 最近の自分の中のテーマが、「日本」。 いろいろな角度での観光の在り方を考えています。 文章にする前に、いろいろな書物を読み、人に会い、話しを聞き、 そして考える。 考える、というかまとめる。 パズルをするように組み合わせてみたり、あやとりのようにからみ合わせたり。 なぜ、日本なのか。 それは、日本が好きだから。 日本の魅力を海外の人たちにもっと知ってもらいたい。そして、日本人の方にも観光国としての底力を認識してもらいたい。 海外に行くと、本当に多くの人が「日本は一番行ってみたい国なの!」と言います。 でも、実際に来日される数はいぜん少ない。 JNTO(国際観光振興機構)の発表によると、2006年度、日本に入国した外国人訪問客数は733万人。 ずっとトップの座に君臨するフランスは7910万人。日本は30位。それでも過去最高の外国人訪問者数でした。 ちなみに海外へ行った日本人渡航者数は2006年度だけで1753万人。2000年につぐ過去2番目を記録しました。 2006年に日本が海外からの訪問客から得た「国際観光収入」は約85億ドル(約9873億円)。一位はアメリカの857億ドル(約10兆円)。 海外からの訪問客の増加は外貨獲得の大きな要因となります。特に国内の観光客の減少や過疎化で悩む各地にこそ外国人が喜ぶ「日本的」な観光要素が残り、効果が期待できます。 経済効果だけではありません。 他国の人とのふれあいは、お互いの理解を深め平和な友好関係を築きます。 日本のように丁寧かつ誠実なもてなしをする国は希有です。 歴史、職人による工芸・伝統美、食文化。 そして、マンガやアニメーション、ファッション、ハイテクノロジーなどの21世紀的カルチャーのユニークさ。 ニーズはあります。 要素も揃っている。 それをどう、結び付けるか。 パズルはまだ、完成していません。
by naoko_terada
| 2007-10-20 17:30
| 日本
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Comments(10)
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daniella
at 2007-10-20 19:33
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こんにちは。
私も最近自分の中の和ブームで、歴史上の人物の本を読んだり、 お茶に手出しをしたりと「ニッポンって素晴らしい」と今更再確認中なの ですが、寺田さんの着眼点はやはり一味も二味も違いますね。 お写真の地の近くに登場するアマンリゾーツがどの様な日本を プレゼンテーションしてくれるのかとても楽しみにしておりましたが、 直子先生のニッポンプレゼンテーションさらにさらに興味深いです !
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こんばんは、北鎌倉のmikiです。
賛成! 北鎌倉だからというわけではありませんが、 寺田さんなりの視点でお勧めのスポットをご紹介ください。 もちろん京都に進出を噂されるア〇ンリゾーツも興味あります。 ちなみに私のブログの名刺は、アマンダリから送られてくるカードです。 リーピートするならアマン系に・・・と思うファンの一人です。
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naoko_terada at 2007-10-22 13:50
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naoko_terada at 2007-10-22 13:53
先日、テレビで最近の外人観光客のことをやっていましたが、すごく面白かったです。
中国からはすごいお金持ちがわんさかやって来るようですが、お買い物が中心。 ブランド物をお買い上げ~。(その軍団は平均年収が7000万だそうで) 驚いたことに漢方の国の方なのに、日本の薬を山のように買って行く。 なぜ???日本製は安心だから、だそうです。。。目からウロコ。 世界各国からやってくるオタク系も面白かった。 その中で、ガチャガチャを夢中でやる欧米の若い男性。 お目当ては、「お兄ちゃ~ん」と声を出す物。 やっと当てて、その場ですぐに出して「お兄ちゃ~ん」と聞いたとき、激しくガッツポーズ。 なぜ???だって自分の妹はこんなに可愛く自分のこと呼んでくれないし、日本語じゃないもん。。。さすが、ニホンオタク。 山谷の安ホテルに泊まった外人向けの、普通の日本の家に行って朝食を食べるツアー。800円!(これ、マジ面白かった) 外人にとって日本での体験、何が面白いのかを考えるのってすごく面白いですねー。
初めまして。いつも楽しみにブログを読ませていただいております。
今、まさに私の中のテーマも「日本」です!現在、ちょうどスロバキアから友人がうちに滞在しており、日本のおもしろいところ、きれいなところを案内している最中です。今週末は京都に案内するつもりです。 彼女にしてみれば、日本のすべてがinterestingでbeautifulとのこと。新旧の文化がこんなにmixされ、日常に当たり前のように存在している国はほかに探してもなかなかありませんよね。 観光地だけでなく、田舎を案内したときはすべてがとてもピースフルで安全で調和していると大感激してくれました。日本をいろんな角度から紹介できるようになりたいものです。
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naoko_terada at 2007-10-25 01:06
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naoko_terada at 2007-10-25 01:13
eikoサマ
こんにちは。 ご覧になっていただき、ありがとうございます。 そう、観光地だけではなく小さな地方都市や田舎。そういうものはガイドブックにもあまり載っていないのできっと喜ぶと思います。 あとは七福神めぐりとか、公共バスに乗るとか朝市に出かけるとか。お金をかけずに楽しめることを体験させてあげるのもいいですよね。 週末は京都ですか。紅葉はもうちょっとかな? どうぞ楽しんでくださいませ。
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nas-asa at 2007-10-26 15:10
私も日々バルセロナで、少しでも多く、自然な日本を知ってもらうよう努力しています。私自身のことを理解してもらうためにも、とても大事なので。 でも、今年は仕事でこちらの人たち20人を連れて日本に視察にいきました。中には旅行業界のやり手の人もいて、インドや中国だけじゃない日本の面白さをもっと一緒に広めよう!と盛り上がりました。ほんとに何か欧州にいてできることがあれば、ぜひお知らせください。 欧州の人たちの本音や、人気のバカンス先情報などを知っていると、 日本のアピール不足を感じます。 でも、あと一歩なんですよね。 いろんな世代から日本にいって面白かったときくことが増えてるので。Kyoko
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naoko_terada at 2007-10-27 16:23
nas-asaサマ
海外で暮らしてみると日本の美しさ、すばらしさを実感しますよね。私もそうでした。おっしゃるように「あと一歩」、なのです。ビジットジャパンなどと政府も活動していますが、まだ足りない。外国へのアピールと同時に受け入れる側のインフラ、メンタリティも育てていかなければなりません。 一緒に何かできるといいですね♪
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筆者のプロフィール
寺田直子(てらだなおこ)
トラベルジャーナリスト。旅歴30年。訪れた国は90ヶ国超え。女性誌、旅行サイト、新聞、週刊誌などで紀行文、旅情報などを執筆。独自の視点とトレンドを考えた斬新な切り口には定評あり。日本の観光活性化にも尽力。著書に「ホテルブランド物語」(角川書店)」、「泣くために旅に出よう」(実業之日本社)、「フランスの美しい村を歩く」(東海教育研究所)など。 問い合わせメール happytraveldays@aol.com インスタグラム Happy Travel Days 寺田直子 ツイッター ブログパーツ
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