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ハッピー・トラベルデイズのご常連、こはるびよりサンからのリクエスト、 オーストラリアでイルカとたわむれる、お薦めスポットをご紹介します。 場所は、西オーストラリア州モンキーマイア。 モンキーといってもサルではなく、いるのはイルカ。ボトルノーズ・ドルフィン、 日本名はバンドウイルカ。 一番、おなじみの知性あふれるラブリーなイルカです。 モンキーマイアにはほぼ毎朝、水際までイルカたちが訪れます。 数十年前に地元の女性が餌付けをしたことがきっかけで、今ではCALM(Department of Conservation and Land Management)という州政府機関がレンジャーを配備し、 管理を行っています。 早朝、沖を見ているとイルカの姿がちらほら。 やがてゆっくりとビーチまでやってきます。一番上の写真はレンジャーの女性にあまえる メスのイルカ。すぐ近くには子供の姿もありました。 以前は見物客全員に餌付け体験をさせていましたが、見物客の数が増えたため、 直接手から餌付けができるのはレンジャーに選ばれた人のみ。 このエサは、イルカたちにとってはオヤツ程度の量に限定されています。 あくまでも野生のまま、自分たちでエサを捕ることが大前提だから。 餌付けができなくっても、すーっと、水際を泳ぐ彼らの愛らしさを見ただけでも大満足。 ときおり、泳いで横切りながらチラリとこちらに目線を投げたり、 手にエサの魚を持っている人の足もとをツンとつつき、催促したり、と。 とってもキュート。 イルカと泳ぐツアーもありますが、モンキーマイアは水中に入ることがないので、 泳げない人、小さい子供たちでもイルカと触れあえるのが何よりも魅力。 また、イルカたちとあわせて人気なのが、ペリカン。 オーストラリア・ペリカンといって豪州に生息する種類。 実は、イルカの餌付けが始まると、このペリカンくんたちが横取りしようとするため、 イルカたちの前に彼らの餌付けが始まります。 大きなピンクのくちばしと翼を広げて、ヨチヨチ、バタバタ、ギャーギャー。 これがまた愉快。 モンキーマイアを含めたシャーク湾一帯は世界遺産に登録され、イルカはもちろん、ジュゴン、海ガメ、そして生命の起源となった藻類ストロマトライトなど、実にユニークで魅力あふれる大自然、海洋生物が生息するエリア。イルカが訪れるビーチには、 モンキーマイア・ドルフィンリゾートという宿泊施設があり、リゾート滞在も楽しめます。 西オーストラリアの州都パースからはセスナで2時間半。パースからの日帰りも可能ですが、早朝のビーチの美しさ、そして満天の星空もすばらしい。 ぜひ、1、2泊してイルカたちや大自然とたわむれてみてほしいスポットです。
by naoko_terada
| 2006-02-04 18:54
| トラベル
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Trackback(1)
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Comments(14)
Tracked
from スイスの旅、韓国の旅
at 2006-05-02 23:32
タイトル : いいですねぇ
イルカとたわむれる、モンキー・マイア またまた、ネットサーフィン(正確にはブログサーフィンかな)をしていて、見つけました。 ちょうど今度の地球街道でも放映されるパースの北にあるシャークベイでの写真ですね。 岸までイルカがやってきて、たわむれることができるという話を聞き、行きたかったのですが、結局、パースから南のほうへ下ってしまいました。 やっぱり、北へ行くべきだったかなと、改めて思います。 ここにはペリカンも写っていますね。 パース市内でも、空にペリカンが飛んでいるのが見えまし...... more
こんにちは。
西オーストラリアに、こんなにステキな所があるのですね。またこのペリカンちゃんがなんともユーモラスで可愛いですね。ゆっくり、自然とたわむれてみたいです。。静かでいいところなんだろうなぁ。。。 オーストラリアを攻撃した唯一の国・日本というのを知ったのは、 実は高校生くらいのときに読んだ漫画、「美味しんぼ」でなんです。あのときのショックは大きかったです。また昨年夏にパースにいる知人を訪ねたら、おばあちゃんの旦那さんが日本人の捕虜だったり。身近に戦争を実感し、また日本人として知る責任があると思った瞬間でした。
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寺田さん
オーストラリアの野生のイルカ、カンガルー、ペリカン、コアラ達・・・日本ではなかなか動物園でしか出会えない動物たちに、ひょこっと出会えるのは、嬉しい驚きですよね~私はペリカンの愛嬌あるところ好きです。近所のF1グランプリがある、メルボルンのアルバート・パークにも、ペリカンがやってくるようになったようです。黒鳥は良く見るのですが、ペリカンは時々しか見られなくって、出会えた日はちょっと得した気分。
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carambola at 2006-02-05 17:24
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daniella
at 2006-02-06 22:39
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モンキーマイア、とっても興味がありました。
こんなに近くまでやってくるんですね! さて、Tetsuya'sの詳細情報ありがとうございました。 オーストラリアと美味しいものに詳しい寺田様にお聞きすれば、きっと 解るはず!と思っておりましたが、正にビンゴ!! 夫はウェスティンに宿泊するようで、DBJもTetsuya'sもそんなに遠くは なさそうです!ただ、シドニーには2日しか滞在しないことと、やっぱりお仕事 なので、無理は言えず、本当に買ってきてもらえるのか・・・。 日本に名声が逆輸入するほどのレストランのお味をドレッシングでも いいから味わいたいのですが。無事、手に入ったら是非報告させて 頂きますね。
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naoko_terada at 2006-02-07 02:10
saikoサマ
ペリカンの餌付けをやったことがありましたが、 かなりコワイですよー(笑)。 何しろクチバシが大きくって、エサを取ろうとしてさらに大きく開くのです。 「美味しんぼ」の作者の雁屋哲さんはシドニー在住なのですよね。 現地に暮らすと見えるもの、知ることは多いと思います。日本語が恋しくなると思いますが、積極的にオージーたちと会話をし、コミュニティに溶けこんでみてくださいね。 絶対、後で役立つことがたっくさん得られるはずだから。
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naoko_terada at 2006-02-07 02:13
foojiliサマ
黒鳥って、黒い白鳥(笑)だからあんまり感動しないですよね。 今、わたしの大好きなオーストラリアの鳥類図鑑を見ていたら、ペリカンは豪州全土に生息しているようです。 でも、F1の期間中はきっとあの轟音に逃げだしちゃうでしょうね。 なにしろ人間も逃げ出すほどですものね。
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naoko_terada at 2006-02-07 02:15
こにゃサマ
こんばんは。 カワイイですよね~。 実は子連れなんかもいたりして、小さいのが目の前をすぅ~っと 泳いでいったりするのです。 でも、あんまり人に慣れるのもどうなのだろう、とちょっと思ったり。
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naoko_terada at 2006-02-07 02:19
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naoko_terada at 2006-02-07 02:26
daniellaサマ
お役にたてて光栄です。 ウェスティンはいいホテル、いいロケーションです。 あそこは旧郵便局(GPO=General Post Office)の歴史ある建物を利用したもので、地下にGPOというレストラン、スシバー、グルメデリなどがあり、GPOブランドのデリ製品が手に入ります。DJも徒歩5分ほど。 テツヤさんのドレッシング、手に入れる時間があるといいですね。
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at 2006-02-07 11:05
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
寺田さん!! イルちゃんじゃないですか!!!
( いまごろ叫ぶアタクシ。。。来るのが遅くなりました。。) ありがとうありがとう!! これこれ~~アタクシが夢みているのは~~! イルちゃんとたわむれたいっ!! ・・・レンジャーに選ばれたのみ? どうやって選ばれるの? イルカと泳ぐツアーもあるの!? たまりません!! いいな~、たわむれたい~~。。。 ペリカンさんもいるんだねぇ~♪ なんだかカワイイ♪ あーーー行きたい行きたい行きたい。。。。 う~~~む。。。
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naoko_terada at 2006-02-14 17:16
こはるサマ
気づくの遅~い!(笑)。 選ばれるのは、レンジャー次第。 だいたい子供とかが多いですね。あとは、「もう、絶対、自分を選んで~!」って主張してる感じの人。 イルカと泳ぐツアーはパース郊外などでできます。場所にもよりますが、水中スクーターでイルカの群れにつっこんで行くものがあります。でも、これ、ちょっと暴力的な感じで私は好きじゃない。 イルカのほうから、「アンタだれ?」って寄ってきてもらわないとね。
ど~もすみましぇん。。。まったく気づくの遅すぎね。。。
選ばれるのはレンジャー次第!? 「もう、絶対、自分を選んで~!」って主張しないとだわっ! 水中スクーターでイルカの群れにつっこんで行くものが!? な、なんなの~それは。。。かなり暴力的でない? やっぱり「アンタだれなん?」ってイルちゃんから寄ってきてもらわないとね♪ うふ~~~♪ いつか この夢かなえるから~♪
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筆者のプロフィール
寺田直子(てらだなおこ)
トラベルジャーナリスト。旅歴30年。訪れた国は90ヶ国超え。女性誌、旅行サイト、新聞、週刊誌などで紀行文、旅情報などを執筆。独自の視点とトレンドを考えた斬新な切り口には定評あり。日本の観光活性化にも尽力。著書に「ホテルブランド物語」(角川書店)」、「泣くために旅に出よう」(実業之日本社)、「フランスの美しい村を歩く」(東海教育研究所)など。 問い合わせメール happytraveldays@aol.com インスタグラム Happy Travel Days 寺田直子 ツイッター ブログパーツ
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