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静寂の中、万物に感謝する。バリ島で最も聖なる一日「ニュピ」
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今日はニュピ。
バリ島における「新年」にあたります。

この日は静寂の一日。
誰も一歩も外に出ることなく、電気も火も使わず室内で静かに瞑想し、心と体を浄化します。
すべての店は閉まり、道路には車やバイクはもちろん、誰の姿もない。
すごいと思うのは、なんと空港も閉鎖され、飛行機もこの日は発着しないこと。
まさに「神々の島」バリ島ならでは。
神(宗教)と共に生きる島ゆえのとても大切な聖なる儀式です。

一歩も外に出ないのはバリニーズだけでなく、観光客も同じ。
ニュピの日はリゾートの中で過ごすことが義務づけられています。
本来はホテルやリゾートもクローズしなければならないのですが、滞在する観光客のため一部の設備などは営業。道路やビーチに面したレストランやバーは使えません。


数年前、まさにこのニュピをウブドで過ごしました。
一日中、リゾート内にいなければならないのは想定内なので、ちょっと奮発してプール付きのヴィラを予約。食事は通常のオープンエアのレストランではなく、一番奥にあるスペースが臨時のダイニングになっていました。

ニュピは新月の日が選ばれます。
すべてのものごとの始まりとされる新月こそ新年にふさわしいもの。

通常であればバイクの音、音楽、子供たちの声などが聞こえてくるウブドも静寂に包まれます。
涼やかに流れていた庭園の噴水も止まり、すべてが時間が止まったようにみえる。

しんと静かな空間では、木々のシルエットがいつもより鮮やかに映り、太陽のきらめきもどこか神々しい。
小鳥の声、風にそよぐヤシの木の葉ずれだけがいつになく耳に響きます。

圧巻は夜になってからでした。

観光客はリゾートの外にでないかぎり、敷地内に出ることは許されます。

夕食をとりに臨時のダイニングに向かう途中、
いつもなら足元をてらす庭の照明もなく、漆黒の闇が広がるだけ。
光があることがあたりまえだと思っていることがどれほど無神経でおごりであることか。
ニュピはそんなささやかだけれど、とても大切なことを教えてくれます。

今日のニュピも、いつもと同じように静寂がバリ島を包んでいるはず。

万物に感謝し、平和でいられることを願う。
そんな夜が訪れるはずです。
by naoko_terada | 2014-03-31 18:25 | トラベル | Trackback | Comments(0)
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