|
2013年6月5日、11時。 インターコンチネンタル大阪がオープンしました。 場所は今、話題の「グランフロント大阪」の北館。 おなじみのロゴが輝きます。 関係者がそろい、華やかにテープカット。 チョキーン。 これ、一度でいいからやってみたいです。笑 こちらが総支配人のハフィッド アル ブサイディ氏。 英国生まれのオマーン国籍。 ホテル業界での経験も長い、プロフェッショナリズムを感じさせるホテリエ。 メディアも多数、集まり注目の中。 インターコンチネンタルホテル大阪がグランドオープン! 一斉に大勢のゲストが中へと吸い込まれていきます。 大阪の新しいホテルの誕生です! ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 開業前日にはオープニングレセプションがホテル内で開催されました。 これが、非常にユニークかつすばらしかった。 ここからはそのときの様子です。 まずはバンケットルームで。 シャンパン、ワインと共に、各テーブルにはアイボリー、パープルなど色を変えたフードプレゼンテーション。 次に四方の壁をスクリーンにイメージ映像が。 中央のメインスクリーンにインターコンチネンタルの歴史がフラッシュバック。 意外に知られていませんが、インターコンチネンタルホテルはパンナム(パンアメリカン航空)が作りました。急速に増えていく路線でのクルーやゲストの宿泊施設の確保、ということで主にパンナムが飛んでいる主要都市エリアに開業。やがて、世界各地、リゾートへと拡大していきました。 1980年代には、日本のセゾングループ傘下にもなったインターコンチネンタル。 現在は世界屈指のホテルチェーンとして60ヶ国以上、170ほどのホテルを運営。グループにはホリデイイン、クラウンプラザ、ホテルインディゴなどのブランドがあります。 日本では旧全日空ホテルと合併、リブランドされて運営中。 堂島にあるANAクラウンプラザホテル大阪も姉妹ホテル。クラウンプラザも、ルイ・ヴィトン銀座並木通りを手がけたグエナエル・ニコラ氏がロビーを監修するなど、アップデートされた使い勝手のいいシティホテルです。 北新地に隣接するロケーションでもありますね。 そして、今回は大阪初のインターコンチネンタルとしての登場です。 鏡割り。 ベタですがこれは、外国人スタッフがどうしてもやりたかったそうです。 いよっ、パカーン。 さあ、ここからが今回の真骨頂。 バンケットでのレセプションが終了後は、ホテルをゲストに全開放。 各レストラン、バー、ゲストルームなどに趣向を凝らした演出と、お食事&飲み物が。ゲストは各自もらった小さなパンフレットを手に、そこをショールームをかねてまわり、楽しむことができるわけです。これは、グッドアイデアですね。 わたしはまずは、こんな麗しい美女たちがドリンクをサーヴする20階のレセプションフロアからスタート。眺望がすばらしいロビーエリアです。 同じく20階にダイニング施設が集まっています。 こちらはノカ。 オープンキッチンのブッフェでは、情熱的な赤をテーマにしたデコレーションとお食事をサーヴ。 天井までのワインセラーと、眺望のあるバックバーが印象的なバー、アディ。こちらではDJによるライブ。 メインダイニングのピエールはコンテンポラリーフレンチ。 エレガントな雰囲気で、極上の一品とルイ・ロデレールをいただきます。 今回、チャペル、レストランなどを手がけた橋本夕紀夫氏もいらっしゃってました。 どこも楽しいので、ついのんびりしそうですが、お楽しみはゲストルームにも。 まずはデラックスルーム。 ゲストのみなさんが触るので、ベッドはやや乱れてますが、スッキリ、スタイリッシュな雰囲気。インテリアデザインには香港を拠点とするビルキー・リナス・デザインを起用。カテゴリーは3タイプで半数は50㎡超えの空間を確保しています。 こちらの客室からの眺望もなかなか。 バスルームはこんな感じ。 アメニティですが、これはクラブフロアのみで提供される「ALL THAT SPA OSAKA」で日本初導入の「THÉMAÉ」。クラブフロア以外はアメリカの高級フレグランスブランド「アグラリア」を使用しています。 リビングエリアには天然石をあしらったデスク。 ミニバー、コーヒー&ティーセレクションはかなり充実。 右はすべてひっぱり出してみた状態、収納すると左の写真のようにスッキリとなります。 室内用としてモダンな柄の浴衣も用意され、コンテンポラリーな中に和のテイストが織り込まれています。 インターコンチネンタル大阪の大きな特徴が、サービスレジデンスの存在。 29~32階に位置し、キッチン、洗濯機、家具、寝具類がすべて整った1ベッドルームレジデンスから3ベッドレジデンスまで57室。長期滞在はもちろん、1泊でも可能。こちらは、驚くほど広いテラスをあしらった3ベッドルームレジデンス。ちょうど、ドラマティックなサンセットタイム。レジデンスの高級感あるリビングスペースでは、アーティストによるギター演奏がレセプションのゲストを出迎える演出が心憎いです。 スパは、「オールザットスパオオサカ」が出店、日本初上陸となるフランスのスパブランド「THÉMAÉ(テマエ)」を使用。チャクラにあわせたカラースキームを活かしたトリートメントルームが個性的です。 ウェディングは早くもご予約が入っているというほどの人気ぶり。 橋本夕紀夫さんによる水と緑をふんだんに取り入れた空間は、エレガンスでありながら厳かな気配も感じさせ、美しいもの。数多くのカップルを祝福することでしょう。 最後は、パティスリー「STRESSED(ストレス)」へ。 「ストレス」なんて、ヘンな名前と思うかもしれませんが、 "STRESSED"を逆さにつづると、"DESSERTS(デザート)"に! ということで、ストレスがたまったらこちらで甘いデザート類を楽しんでください。スイーツのほかにもフランス・ニース近くアンティーブの老舗、LE Pain JPVのパンなども揃えています。 大阪初のインターコンチネンタル。 地元のゲストに愛されながら、日本を代表するホテルのひとつに、なること期待します。 大阪で泊まる選択肢が増えて、楽しみ! 開業、おめでとうございます!!
by naoko_terada
| 2013-06-06 21:45
| ホテル&リゾート
|
Trackback
|
Comments(2)
Commented
by
totoro6008 at 2013-06-07 22:29
Pockieといいます。ホテル好きでいろいろ泊まっています♪IC大阪は気になっていましたが、オープニングのこの紹介に釘付けです。わくわく感がとっても出ているのがいいですね!日本のICはほとんどANAからの改装かどこかのブランド変更なので、数少ないICとしてつくったホテルのすばらしさを堪能できますね。ぜひ泊まってみたいです。
0
Commented
by
naoko_terada at 2013-06-08 11:43
Pockieサン、コメントありがとうございます!オープニングはいつも本当にワクワクします!施設のドラマチックさもですが、何よりもスタッフのキラキラした表情がすばらしいです。Pockieサンのようなホテルを愛するゲストに育てていただきながら大阪を代表するホテルになってほしいと思います。
|
筆者のプロフィール
寺田直子(てらだなおこ)
トラベルジャーナリスト。旅歴30年。訪れた国は90ヶ国超え。女性誌、旅行サイト、新聞、週刊誌などで紀行文、旅情報などを執筆。独自の視点とトレンドを考えた斬新な切り口には定評あり。日本の観光活性化にも尽力。著書に「ホテルブランド物語」(角川書店)」、「泣くために旅に出よう」(実業之日本社)、「フランスの美しい村を歩く」(東海教育研究所)など。 問い合わせメール happytraveldays@aol.com インスタグラム Happy Travel Days 寺田直子 ツイッター ブログパーツ
最新のコメント
最新のトラックバック
以前の記事
カテゴリ
全体 東北応援! 福島 熊本 トラベル ホテル&リゾート エアライン ワイン&ダイン 掲載メディア 日本 TOKYO HOTEL マイ・フェイバリット 伊豆大島 その他 トラベルTIPS 新型コロナ わたしのこと Hav Cafe 島ぐらし タグ
ファン
ブログジャンル
|
|
ファン申請 |
||