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ハワイ・オアフ取材の続きです。 オアフに着いて、さっそく、連日みっちりタイトな取材スケジュールが組まれています。 まあ、これはいつものこと。 到着した翌日、早朝5時半に、ホテルのロビーに集合。 ホノルルの魚のセリを見学します。 ダウンタウンにある港に着いた頃、夜が明け始める。 セリ施設はそれほど広くはありません。 築地をはじめ、日本国内の港の水揚げやセリを見せてもらったことがありますが、 それよりもなんとものどかで、ハワイらしいローカル度。 二つに分かれたメディアチームは10数人いましたが、誰もそれを気にすることもなく、 わたしたちも自由に写真を撮り、インタビューをさせていただく。 あ、ちなみに一般客の見学は受け入れていません。 今回はオアフ観光局が、特別に許可を取ってくれました。 このホノルルのセリに、ハワイで水揚げされる魚の72%がかけられるとのこと。 その中でも、メインはやはりツナ=マグロです。 びんちょうマグロは、トンボと呼ばれています。 この呼び方、日本でも静岡のあたりで同じように使っています。 日系の方が多い、ハワイならではのことでしょう。 ほかに、カツオ(アク)、メバチ(ビッグアイアヒ)、 キワダ(イエローフィッシュアヒ)といった魚も見かけます。 セリの前に、仕入れ人は真剣に魚の吟味。 次々にせり落とされていきます。 日本ではお目にかかれない、珍しい魚もいますよ。 コレは、ハワイではオパと呼ばれる魚。 英語では、ムーンフィッシュ。 見た目そのままのネーミングですね。 「あれ?」 と、びっくりしたような表情のまま。 ナントもユニークです。 オパカパカ、マヒマヒなど、ハワイのレストランのメニューでよく目にする魚も、 「あら、こんな姿なのね」と、姿形はなかなかバラエティ豊か。 仕入れ人たちの持っているカードには、バーコードがあり、 せり落とされたはしから、機械でコードを読み取り、 外で待機している冷蔵車へと移動していきます。 すばやい。 こうして、レストランやスーパーに新鮮な地元の魚が送り届けられるのですね。 ハワイの漁業は、全米の中でも自然環境に配慮していることで知られています。 優良な漁場を確保するため、操業方法、操業エリアは厳格に規定され、 最新テクノロジーを駆使して、一定の魚の数を把握。 エコシステムで、魚の成育環境へのインパクトも最小限におさえるなど、 サスティナブルなマネージメントが行われています。 外に出ると、美しい朝焼け。 さあ、ホテルに戻ってベッドへ。 そう、思いたいところですが、これから一路、西へ。 オアフきってのオーガニックファームへと向かいます!
by naoko_terada
| 2011-12-04 01:55
| トラベル
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筆者のプロフィール
寺田直子(てらだなおこ)
トラベルジャーナリスト。旅歴30年。訪れた国は90ヶ国超え。女性誌、旅行サイト、新聞、週刊誌などで紀行文、旅情報などを執筆。独自の視点とトレンドを考えた斬新な切り口には定評あり。日本の観光活性化にも尽力。著書に「ホテルブランド物語」(角川書店)」、「泣くために旅に出よう」(実業之日本社)、「フランスの美しい村を歩く」(東海教育研究所)など。 問い合わせメール happytraveldays@aol.com インスタグラム Happy Travel Days 寺田直子 ツイッター ブログパーツ
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