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先日の、リゾナーレの続きです。 滞在して気がついたのは、 おしゃれな若いパパとママ、それに子供たちといった高感度なファミリー。 レストランやカフェで、すてきなカップルだな、 なんて思っていたら、ディナーには子供と一緒。 そんなファミリーも。 リゾナーレの一番の魅力はなんといっても、 アクティビティの充実度。 それも、単純な子供目線のアクティビティだけではなく、 大人も、女性たちも楽しめるプログラムが、 とても使いやすく用意されています。 そのひとつが、GAOと呼ばれるキッズ・アクティビティ・クラブ。 選任のスタッフが、 子供たちと一緒に、リゾート内や八ヶ岳の大自然の中に飛び出して、 牧場体験、水遊び、クラフトワークなど、 冒険心たっぷりの思い出作りをします。 もちろん、親子一緒に参加することもできます。 上の写真は、GAOの人気スタッフの、「つるりん」。 なぜ、つるりんかはご想像にお任せしましょう。 子供大好き、八ヶ岳大好きなつるりんは、みんなの人気者。 帰る際には、泣き出す子供たちも少なくないそう。 キッズ用のアクティビティは、数時間のものが中心ですが、 種類を組み合わせれば終日、GAOで遊ぶことができます。 また、6か月から5歳程度の子供たちは、 やはりGAOのスタッフが遊び相手になってくれるナーサリー(託児所)もあります。 ということで、前述の若いパパママのカップルは、 子供たちをGAOにまかせて、 つかのまの二人だけのリゾート滞在をゆっくりと大人時間で、 楽しんでいたわけです。 今回、わたしは乗馬を体験。 何度か乗ったことはありますが、ひさしぶり。 先日のゾウに続いて、今回は美しい栗毛に遊んでもらいます。 まずは、馬場で乗り降りと、進め、止まれなどの合図の出し方を教わる。 そして、その後、スタッフと一緒に 周辺の森林の中へと、ゆっくりと馬に揺られての散歩へ。 最初は、やはり緊張するので馬の動きにあわせるのが精一杯。 でも、しばらくすると、 多少、ゆとりが出るので、周辺の八ヶ岳の大自然を愛でる余裕も。 森の中に入ると、すとん、と温度が下がるのがわかる。 涼やかな緑の木漏れ日、 はるか彼方の雄大な広がりをみせる八ヶ岳(ん?南アルプスかしら)の稜線。 体の芯に、きゅっと凝り固まっていた、 日々のしがらみや、ストレスがゆっくりとほどけていくよう。 自然の力は偉大です。 やっぱり、たまにはこういう時間が大切ですね。 乗馬の後は、リゾートに戻り、 ショッピングストリートの「ピーマン通り」を散策。 名前がカワイイので、お子ちゃま向け? と思いがちですが、これが結構、センスよし。 日本初上陸の、フランス・アルプス生まれの自然派インテリア・ブランドの「アンジェル・デ・モンターニュ」、 各分野のアーティストのコラボレート作品が並ぶ、 「アーティストセレクションギャラリー・フラッシュポイント」、 北欧のライフスタイルを反映させたアイテムを並べた、 「ナチュール」など。 また、世界中の厳選した紅茶をそろえた、専門店「小淵沢ラティス」や、 濃厚な味わいの”八ヶ岳ベイクドチーズケーキ”が人気の「八ヶ岳ファーマーズケーキ」といった、美味しいショップたちも。 ほとんどが18時クローズドと、 滞在ゲストとしてはもうちょっと遅くまでオープンしてもらいたいと思いつつも、 個性的なセレクションはなかなか。 コーヒー好きなわたしは、知る人ぞ知る、スペシャルティコーヒーの名店、 「丸山珈琲」からの焙煎したてのアロマに誘われ、 おいしいカプチーノで、口福のひととき。 そして、滞在最後の夜は、 ちょっとおしゃれをして、リストランテ「オット・セッテ」で。 イタリア語で、オットは「8」、セッテは「7」。 八ヶ岳で七人の生産者が育てた、こだわりの食材を使った料理がコンセプトなので、 この名前に。 本場イタリアのカメリエーレ、というよりは、 正統派の日本のホテルマンのプロの給仕と呼びたい、丁寧なサービスで、 食事がスタート。 みずみずしい野菜、しっかりと旨みを感じる肉料理、 ホテルメイドのフレッシュパスタ。 料理とあわせたワインのセレクションも絶妙。 たっぷりと2時間ほどかけて、本格的なフルコースを堪能。 わたしが感心したのは、テーブルの配置。 この晩、おひとりさまのわたしのほかに、子供を連れたファミリーグループや、 年配のご両親とご一緒のご夫婦など、 タイプの異なるゲストばかりだったのですが、 それぞれが気づかうことも、気にすることもなく食事を楽しめるような、 席がアレンジされていたこと。 リゾナーレには、もうひとつ、カジュアルなダイニング「ワイワイグリル」があり、 子供連れのファミリーのみなさんには、こちらが人気。 でも、ちょっとおしゃれにイタリアンも楽しみたいはず。 ナーサリーに子供を預けて夫婦二人だけで、 という選択もありますが、お子さんと一緒にという方も多いよう。 わたしや、ロマンチックなムードのカップルのテーブルからは離れた場所で、 ファミリーのゲストも気兼ねなく、すてきな料理を堪能されていました。 (あ、一番上の写真は、ワイワイグリルでの楽しい朝食。焼きたてのパンと、八ヶ岳ミルクが美味です!) また、皿やグラスの空きぐあい、 子供たちが飽きないように声をかけるなど、 スタッフは各ゲストのことをとてもよく見ている。 よく動いています。 実は、リゾートでは昨年からワイン用のブドウ畑を栽培。 2010年には、自家栽培ワインも登場の予定。 これは個人的に今から、とても楽しみ。 ワイナリーにはすてきな日本人女性のワインメーカーがいらっしゃいます。 だから来年からは、八ヶ岳で8人の生産者。 レストラン名を「オット・オット」に変えないと、ですね。 おいしい料理とおいしいワインでフィニッシュ。 と、したいところですが、 露天風呂「もくもく湯」で、満天の星空を眺めながらのお風呂を楽しむか。 それとも、乗馬での筋肉痛をほぐすために、スパで、マッサージを受けるか。 リゾナーレでのお楽しみは尽きません。
by naoko_terada
| 2009-05-24 22:58
| ホテル&リゾート
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Comments(6)
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バリ人
at 2009-05-26 16:17
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姉さん、お元気でいらっしゃいますか。バリの妹です。と言ってもたくさんいるだろうから、どの妹かわからないかな(笑)。ずいぶんご無沙汰しちゃってます。そろそろバリにいらっしゃる機会はないのでしょうか。と言ってもずいぶん頻繁に足を運ばれた時期にもうちには来ていただける時間がなかったので、次回はぜひうちにお立ち寄りいただく時間もください~ I Miss you ですよ~
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carambola at 2009-05-30 11:07
つるりん,いい味出してますね(笑)
別れを惜しんで泣き出す子供がいるのも納得かも. 農業体験,ホント楽しいですからね. 子供だけのプログラムにしておくにはもったいないです. 青空の中,モクモクと一つの作業に打ち込んでいると 色々な想いが頭の中をグルグル…やがてそれが落ち着くと 何とも言えない心の爽快感が得られます. これって座禅と同じような感じなのかな? 子供とはまた別の楽しみ方ができますね.
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naoko_terada at 2009-06-02 08:40
バリ人サマ
おお、バリの妹チャン。 ご無沙汰ですねー。 あれ、4月頃、日本に来るのではなかったでしたっけ?? こちらは残念ながら、そちらに行く予定がないのです。。。。 次回はぜひ、おじゃましますねー。 また、美味しいもの、食べましょう。
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naoko_terada at 2009-06-02 08:43
鯔サマ
つるりん。 ナイスですよー。 エコツーリズムのインタープリター的な存在だし、 なによりも子供に大人気。 土をいじり、食べ物を作ったり、収穫するのは本当に楽しいですね。 リゾナーレでは子供と大人が一緒になって、体験できるのがいいです。 頭を使わずに体を使ったあとの疲労感は、 決して悪いものではないですから、 まさに、無我の境地かもしれませんよね。
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バリ人
at 2009-06-02 17:57
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実は行きましたのです。が、電話も出来ないままにあっという間に終わってしまいました。しばらくお会いしてなかったので、ご連絡しようと思いつつ・・・ごめんなさい。また次回は9月ごろの予定。そのときは会えるといいな。姉さんもしばらくバリにいらっしゃる予定ないんですね。会いたいですよ~
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naoko_terada at 2009-06-04 09:23
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筆者のプロフィール
寺田直子(てらだなおこ)
トラベルジャーナリスト。旅歴30年。訪れた国は90ヶ国超え。女性誌、旅行サイト、新聞、週刊誌などで紀行文、旅情報などを執筆。独自の視点とトレンドを考えた斬新な切り口には定評あり。日本の観光活性化にも尽力。著書に「ホテルブランド物語」(角川書店)」、「泣くために旅に出よう」(実業之日本社)、「フランスの美しい村を歩く」(東海教育研究所)など。 問い合わせメール happytraveldays@aol.com インスタグラム Happy Travel Days 寺田直子 ツイッター ブログパーツ
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