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オウプナーズ連載 気仙沼便り最終回 3月「桜を待ち、次の再会を心に別れを告げる」


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昨年8月からスタートした連載、「気仙沼便り」。
その最終章を本日、公開しました。
連載|気仙沼便り|3月「桜を待ち、次の再会を心に別れを告げる」

これまでの回もリンクします。

2014年8月 「合言葉は“海と生きる”」

2014年9月 「新しいふるさとを作る」

2014年10月 「民宿つなかんとの出合い」

2014年11月 「漁師を支える気仙沼のシンボル」

2014年12月 「最新マグロはえ縄漁船・第十八昭福丸に乗る」

2015年1月 「気仙沼・漁業組合直営レストランでマグロ尽くし」

2015年2月 「伝説の大船頭・前川渡さんと俳優・渡辺謙さんの対談を聞く」


このツアーに参加したのが昨年の4月。
一年がめぐり、そして4年前の今日を迎えました。

オウプナーズの担当編集者・T嬢と、「毎回11日に公開していこう」。
そう決めて、毎月、旅の記憶をたどりながらつづってきました。

最初はここまで長い読み物にするつもりはありませんでした。でも、担当のT嬢が「これは連載としてじっくり取り組みたいです。できれば来年の3月まで」。そう言ってくれたことで構想が浮かんできました。

実際、書き始めると、すべての体験、聞こえてきた言葉をこぼすことなく、少しでも気仙沼のみなさんの役にたてるかもしれないことは注ぎ込みたい、そう思いながら何度も何度も誰も傷つけることのない表現だろうか、これでいいだろうかと考えながら書いてきました。あまり感情移入をし過ぎると読者がひいてしまうことも考慮しつつ、一番最良な記事になることだけに気持ちを集中させてきました。

正直、難しかったです。
プロとして冷静に連載を続けていかなければならない反面、写真を見ているとあのときの感情があふれでてくることも。だから、ゆっくりと少しずつ、つづってきました。いつも公開直前に送ることになってしまった原稿のあがりを辛抱強く待ってくれたT嬢には感謝するばかりです。

連載は今回で終了ですが、これは始まりの章でもあります。
これはわたしがたどった気仙沼での旅の記憶です。今度はみなさんが、気仙沼をはじめ東北へと旅をして、ご自身の旅のストーリーを作ってもらいたいと思います。

わたしもまた、新しい出会いを求めて東北を再訪するつもりです。
まずは桜を追いかけて北上しましょうか。
春はもうすぐ。
そこまでやってきているはずだから。

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by naoko_terada | 2015-03-11 21:54 | 東北応援! | Trackback | Comments(0)
気仙沼ツアー・スピンオフ記事、鋭意制作中です!


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福島でのジミー・チュウ氏との再会後は、以前、ちょこっとブログ内でお知らせした気仙沼のツアーに参加するため一ノ関へ。

ここから、気仙沼ツアーの様子をお伝えするのですが、
いろいろ考えた末、きちんと編集をし、より多くの方に見てもらうことが何よりもいいと考え、当ブログからのスピンオフとして別のサイトで掲載をさせていただくことになりました。

ということで現在、鋭意制作中。
できましたら、こちらでもご報告しますね。

おたのしみに!
by naoko_terada | 2014-07-17 13:06 | 東北応援! | Trackback | Comments(0)
青森空港の「日本一」 ホワイトインパルス、出動!
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早朝の羽田から、降雪のため引き返すかもという「条件付き」でめざすは青森空港
猪苗代湖の上を通り、湯沢あたりまでは雲はあるもののそれなりに好天。

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それが降下直前になり、雲の厚みと質感が異なってきました。
ゆっくりと下降しながら雲の中に入り、しばしホワイトアウト状態で、

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到着した青森空港は、真冬の雪景色が待ち受けていました。

しかし、わたしはというとニッコリ笑顔。
この天候であればミッション遂行できそうです。

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はい、今回のミッションがこちら。
青森空港が誇る、除雪車輌隊「ホワイトインパルス」です!
日本一、降雪量の多い青森のゲートウェイを保守する頼りになるチーム。
彼らの活動を見るため、あえて飛行機を選んだのでした。

※空港公式ムービーは→ コチラ
 ※音が出ます

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まずは県の担当者Kさんと待ち合わせをして、空港事務局にごあいさつ。
会議室で空港の概要をうかがっていると・・・。

担当者の携帯に連絡が。

「あ、ホワイトインパルス、出動するそうです!」

バタバタと準備をして空港施設の外に。
雪の降る中、すでに車輌が続々と滑走路に出ていきます。
うう、カッコイイ。

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特別に許可をいただき、空港の車に同乗してホワイトインパルスを追いかけます。
目の前を走る車は司令塔となる「路面摩擦係数測定車」。
編成チームの動きを統括し、かつ離着陸に必要な摩擦係数をチェックしてまわります。

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ホワイトインパルスの動きはこうです。

およそ30mの滑走路の半分を編隊を組んで除雪していきます。
トップはスノープラウと呼ばれる車輌。
パワフルにグッと雪を受け止めておし進めていきます。

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そのあとに続くのがスノースイーパ。
スノープラウが除雪した後を名前のとおり掃除していきます。

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そしてこんなタイプも。
これはプラウ付きスイーパー。

最後に滑走路脇に集まった雪をロータリーがさらに外に巻き上げていきます。
これを何度もくりかえして除雪していきます。

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とはいえ、すべて車輌でできるわけではありません。
灯火周辺はスタッフが人力で雪を掻きだしていきます。
ごくろうさまです。

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それにしてもすごいスピードです。

滑走路の長さは3000メートル。
55万㎡の広さがありますが、これは東京ドーム12個に相当。
ホワイトインパルスはそれを40分で除雪。
そのスピードは日本一。

青森は北海道よりも降雪の多い、こちらも全国一のレベル。
ここ数年は記録的な雪の量でしたが、ホワイトインパルスの活動で過酷な環境でも欠航率の低さを堅持しています。

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青森の雪は湿度があり重いそうで、一台で進めないときはこんな二台でのコンビネーションも。
すごいなぁ。

今年2014年7月1日からは現行のJAL、FDAに加えて全日空の伊丹~青森路線が運航決定。

雪深い青森も少しずつ春の気配。
これからはホワイトインパルスの出番も少なくなっていきそうです。
最近は出動前に空港内で一般の方のためにアナウンスを流しているそう。
もし、青森空港にいらっしゃったらぜひ、彼らの活動をチェックしてみてください。

パワフルでかっこいい、雪国・青森のライフラインを守るヒーローです。

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by naoko_terada | 2014-03-13 22:56 | 東北応援! | Trackback | Comments(0)
東北観光応援します!!~東日本大震災から3年~シンポジウム
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先日の仙台での開催に続き、本日、東京で開催されたのが、
「東北観光応援します!!~東日本大震災から3年~シンポジウム」

私は後半の「新しい東北観光のカタチ」のパネルディスカッションから拝聴させていただきました。

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前半最後、全国都道府県2000名の大学生を被災地に連れていくプロジェクト「きっかけバス47」の活動報告を少しだけ聞くことができました。
彼らは現在、JALの東北応援プロジェクト「SKY BATON」とも連動して活動をしています。

パネルディスカッションでは、東北復興新聞を発行する本間勇輝氏をモデレーターに、気仙沼で水産加工業を営みながら観光復興に尽力する斉吉商店の斉藤和枝さん、NPO法人 十和田奥入瀬郷づくり大学の事務局長の生出隆雄氏、さらに東日本旅客鉄道から高橋敦司氏、JTBから平野利晃氏の計5名による意見交換が行われました。

課題は「食」と「人」
東北の観光に欠かせない二つのキーワードから、新しい観光素材の可能性を探ります。

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斉吉商店が現在、行っているのが「ばっばの台所」
津波で工場と自宅を兼ねた本社が全壊した斉吉商店ですが、再起をしながら気仙沼を訪れた方々との交流の場となるスペースとして「ばっばの台所」を運営。
新鮮な地元の食材を使った食事が味わえるだけでなくワークショップなども行っています。

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最近は新鮮な魚を水揚げする漁師たちの存在のかっこよさにほれ込み、彼らを巻き込んでの観光イベントやツアーも立ち上げています。
写真は4月19、20日の1泊2日の「遠洋マグロ船 乗船体験の旅」のもの。

通常、漁船には船魂(ふなだま)さまという女性の神さまがおられるので、女性が乗ることは厳禁。
でも、今回は新造船で船魂をお迎えする前なので女性の参加もOK!

斉藤さんのお話しでは、最初は「いいよ、そんなの」とまったく受けいれてくれなかった漁師さんたちが、斉藤さんたちの熱心さと、ずっと続けてきたという「出船おくり」などの心のこもったもてなしを受けてきたことで気持ちが変わったとのこと。

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東日本旅客鉄道の高橋さんは、
震災時から東北新幹線の復旧までを語りつつ、鉄道事業の地域における役割りにまで言及。
食については、「東北には美味しいものがたくさんあるが、すべて素材のまま。もう少し手をかけた上質な食体験を」とコメント。
私も先日、試乗してきた、走る美食列車TOHOKU EMOTIONはその試金石となり、今まで東北に目を向けなかった女性層に支持され、今年9月までの販売は完売と大好評。

感動したのは、TOHOKU EMOTIONが運航する週末、
列車沿線に暮らす人たちが自発的に、列車が通る時刻に浜に立ち、大きく手や大漁旗を振って乗客をおもてなししているということ。
鉄道がつなぐ出会いですね。


今までの団体向けの観光は旅行会社、旅館、土産物といったクローズドな環境でした。
それが、今はこのように水産加工会社、漁師、地元の人など、観光とは無縁のみなさんたちがもてなす側の主人公となる体験、プロジェクトが増えはじめました。


「誰かに来てもらえてうれしい」

地元の人たちがそう思うようになることが大切。

そのためには旗振りをする人間が必要で、あきらめることなく何回も何回もアプローチして、まわりの人間を巻き込んでいく。それが重要であるとパネリストのみなさんはおっしゃいます。


そして、地域を巻き込むことで、子供たちも土地に対しての誇りと愛情をより持つことになり、数十年後の東北を担う大人に成長していってほしい。

それが、今日、会場にいた多くの人たちの願いです。

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会場にはパネルに書かれたリンゴの木があり、来場者がメッセージを書いて貼りつけるようになっていました。

支援ではなく、観光で。
一度、訪れて地元のみなさんとふれあい、
「また、帰ってきたよ!」と再び、
何度でも通いたい場所。



東北は日本のふるさとです。
by naoko_terada | 2014-03-09 21:44 | 東北応援! | Trackback | Comments(0)
JR東日本TOHOKU EMOTION(東北エモーション)で八戸~久慈へ
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JR東日本は東北エリアへの旅行の活性化を通じて震災後の復興支援と地域の活性化に取り組んでいます。
その一環として運転を開始した新しいスタイルのダイニング列車がTOHOKU EMOTION。※音が出ます。
10月19日のスタートから大好評で満員御礼。急きょ、追加運転も決定し、それと共にメディア向けの臨時運行があり、お声がけいただきました。

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出発は八戸駅から。

八戸から久慈駅の片道はランチを、久慈から八戸への片道はデザートブッフェを車内でいただくことができるのがTOHOKU EMOTIONの特徴。往復利用すれば両方を味わうことができます。もちろん片道ずつでもいいんですよ。

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こちらが個室。

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こちらがオープンダイニング車輌。
メディア用の臨時便のため、記者さんやスーツ姿の関係者ばかりになってます。
男性比率、高すぎ。笑

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車内のインテリア、テーブルセッティングなどすべてTOHOKU EMOTIONのためのオリジナル。東北各地の伝統工芸をモチーフにした演出が施されています。
それもそのはず、プロジェクトメンバーがさすがの顔ぶれ。
※詳細はオフィシャルサイトでごらんください。※音が出ます。

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とにかくさまざまなサプライズがあるので、ここではサラリとご紹介。
まずは、ウェルカムドリンクから。
シャンパンではなく、東北らしくリンゴのスパークリングです。

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料理の監修は「アロマフレスカ」の原田慎次シェフ。
秋田・大館の曲げわっぱ、岩手・小久慈焼き、福島・会津塗りなどのうつわに入った料理は、東北の食材をふんだんに使ったもの。今後、3ヶ月ごとにメニューも変えていくようです。
ドリンクも料金に含まれていて、ソフトドリンクのほかにシードル、ビール、ワインなど。好きなだけいただけます。

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ライブキッチンスペースの車輌ではシェフが忙しそうに調理中。
スタッフはトレーニング中の人もいたりと、まだまだ慣れていない様子もありますが、明るくフレンドリーなサービスでもてなします。

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もちろん車窓からの眺めもお楽しみのひとつ。
八戸から種差海岸沿いを、ウミネコの繁殖地で知られる蕪島や鮫角灯台などを見ながら南下、およそ1時間40分で久慈駅に到着します。

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久慈といえば、「あまちゃん」の舞台。
片道だけならば、このあとゆっくりとドラマの舞台になった小袖海岸や、三陸鉄道などロケ地見学もいいでしょう。往復される場合は、約1時間のフリータイムがあるので、近くの「道の駅」に行かれる方が多いようです。私たちはタクシーでダッシュで小袖海岸へ。今でも一日、200~300人の観光客が大型バスで「あまちゃん」の舞台を見学に来るそうです。

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そして、午後、再び乗車。
すでにキッチンではデザートの準備が始まっています。

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これは、デザートブッフェのほんの一部。
もちろん、好きなだけ楽しめます。


大人気のTOHOKU EMOTION。
料金も、「東北の地元のみなさんにまず、楽しんでいただきたい」とのことでとても良心的に設定されていると思います。
大人気のため、来年1月と3月に追加運転も決定。発売日は2013年12月6日(金)14:00から。
また、来年4月以降の出発分の発売は1月下旬を予定。

これからの季節、雪景色もいいですし、春を待つのもいいでしょう。

ぜひ、TOHOKU EMOTIONでおいしい東北鉄道旅を満喫してください!
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by naoko_terada | 2013-12-03 03:22 | 東北応援! | Trackback | Comments(0)
祝 ピーチ 関空~仙台就航!桜を追って、仙台・宮城へ!⑥
4月中旬、すっかり暗くなった気仙沼駅でわたしを待っていてくれたのは、前々日、石巻で知り合ったTさんでした。

※知り合ったいきさつは、祝 ピーチ 関空~仙台就航!桜を追って、仙台・宮城へ!④をご参照ください。

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駅でわたしをピックアップしてくれたTさん、暗くなった港のまわりを寄り道したあと、連れていってくれたのが、そう、一昨日に話題になった気仙沼を代表する居酒屋「福よし」さん。目印は、砕ける波に向かい合った「鯛の鯛」の暖簾。
カッコイイ!

あ、「鯛の鯛」とは、鯛など硬骨魚に特有の骨の一部で、形が鯛に似ていることからこのように呼ばれています。江戸時代は「鯛中鯛(たいちゅうたい)」と呼ばれ、おめでたい鯛の中にある縁起ものとして喜ばれていたそうです。

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重厚さと温かみのある空間は、番屋のようにも見えます。4月の冷え込んだ気仙沼の夜気にあたった体を「いらっしゃい」の声が包み込みます。

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カウンターは立派な無垢の一枚板。
奥には岩手県・江差の岩谷堂箪笥がどっしりと構えています。

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まずは、こちら。
地元・気仙沼の「男山本店」の純米大吟醸。
「男山本店」も被災されましたが、いち早く再開し、気仙沼を盛り立てる蔵元です。

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最初に出てきたのがイカのわた焼き。
見た目はちょっと、ですが、わかる人にはわかる絶品の旨さ!クツクツと香ばしい匂いを漂わせながら出来上がるのを見守りつつ冷酒をチビリ。たまりません。。。

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次にこちら。
毛ガニ一杯ぶんをほぐしてカニみそであえたもの。お隣の卵焼きと共に、これも最高に美味しい。

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刺し盛りもみごとです!右手前は何だかわかりますか?
サメの心臓。気仙沼ならではの珍味です。


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こちらが、「福よし」のご主人。
胆力のあるいい顔をされていらっしゃいます。

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そしてこちらがTさん。
「ええ、写真、いいよ撮らないで」。
でも、パチリ。
ピンクリボンのバッチがナイス。
いい笑顔です。

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この夜のチョイスはすべてTさんとお店におまかせ。
わたしは「美味しいっ!!」と悶絶しつつ日本酒をいただくだけ。一番、楽しいお役目です。
Tさんは地元なので、もちろんご主人とも懇意。わたしを連れてきたいきさつを語りつつ一献。隣にいあわせた方との会話も始まり、カウンターはにぎやかで温かな雰囲気に。

ああ、いいなぁ。
お酒の酔いと人の情けに酔っていきます。


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ところで「福よし」を一躍、伝説の店にしたのが常連客から「日本一」と称される焼き物。
この夜は、みごとなホッケと吉次(キンキ)をチョイス。

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こちらが焼き場。
専任のスタッフがじっくりと「遠火・強火」という焼き魚のセオリーにそって完璧に焼き上げていきます。焼き具合によって、魚の位置を絶妙にずらしていくという丁寧さ。


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魚が焼きあがるのを待ちながら、もう1本。
今度も地元・気仙沼の蔵元「角星」の福宿り。

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しばし待つこと。ドカンとカウンターに置かれたのがみごとに焼きあがった吉次とホッケ。

ハフハフと、こんがりと炭火で焼かれた皮にはしを入れて、湯気をたてる白身を口に。
パリッというよりは「サックリ」と表現したい絶妙な皮の焼きめと、脂ののった白身の甘味と弾力。塩加減も文句なし。ホッケも今まで食べていたものとはまったく異なる肉厚の旨みにビックリ!
まさに、日本一の焼き魚です。

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あ、こんなのも出てきました!
気仙沼といえばカキです。おおぶりなカキの炭火串焼きなんてさすがに初めてです。ひとくちほうばると、ジュワッと潮の香りのする滋味が口いっぱいにあふれます。うわぁ、これはたまらない。泣きたくなるほど美味しいです。

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いやぁ、大変おいしくいただいた吉次さん。もうちょっとつつきたいところですが、「そのあたりで」と言われます。え、はしたないかしら?

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そんなわたしの前にゴトンと大きな丼ぶりいっぱいの透き通ったスープが。

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そうなんです。
先ほどの吉次の食べおわった骨をエイッとばかりにザブリとスープの中へ。
漁師の方が命がけで捕ってきた魚を余すことなくすべて食べてもらいたい、そんなご主人の心が見える演出です。そして、当然のごとく美味しい!炭火焼きの香ばしさが最後まで余韻を残す一級の味わいです。


震災当日、Tさんも被災されました。
会社も被害にあい、みなさん2週間、お風呂に入ることもできなかったと話してくれました。
その後はお仕事柄、被災された方のお世話に奔放されたそうです。

港近くにあった福よしもすべてを流されました。
その中で、「もう一度」と、港沿いに新たに店を再建。地元はもちろん、日本中の福よしファンを歓喜させました。新しい店はなるべく前と同じように。そして、より港の近くに。気仙沼港を見渡す場所で、日本一の魚、料理を出す心意気です。


この夜、Tさんは「客人だから」といってご馳走してくれました。
仙台の友人から福よしさんのことは推薦されていたので、この晩、間違いなくわたしはここに来たはずです。でも、それは一見のひとり客という存在でしかなかった。
石巻での出会いがなければ、Tさんに連れてきてもらうこともなく、こうやってご主人と飲み交わすこともなかったと思うと、人の縁の不思議さとありがたさをただただ、感じ入ります。


美味しい酒と料理。

そして何よりも気仙沼で背骨のある仕事、暮らしをされる人たちに囲まれた時間を過ごさせてもらったことが何よりのご馳走。


Tさん、福よしのご主人。
とても楽しい夜でした。心から感謝いたします。
また、うかがいますね。


ありがとうございました!

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by naoko_terada | 2013-07-07 23:31 | 東北応援! | Trackback | Comments(0)
祝 ピーチ 関空~仙台就航!桜を追って、仙台・宮城へ!⑤
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さまざまな出会い、ご縁をちょうだいした石巻から、向かうは気仙沼。

この4月の旅では、公共の交通機関のみを利用することにしていました。

東京にいて思ったのが、観光客として東北に行った際、どのあたりが復興中で、どこまでだったら地元の方のご迷惑にならずに気兼ねなく観光してまわれるのか。
そのあたりがよく見えていませんでした。
今回はそれを体感するのが大きな目的でした。

石巻駅からは、石巻線で前谷地(まえやち)まで。
そこから気仙沼線に乗り換えて、柳津(やないづ)へ。
柳津から気仙沼間は、現在も鉄道が復旧されていないため、BRTと呼ばれる代行バスで向かいます。
駅員さんにうかがうと、所要3時間ほど。料金は気仙沼まで1660円。


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ホームに入ると、おお!
さすが、石巻。
石ノ森章太郎マンガのヒーローたちが車輌にペイント。
かっこいいじゃありませんか。

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発車まで時間があったので、正面も撮影。
車掌さんが、画角に写りこまないように脇でわたしが撮影を終わるのを待っていてくれました。
ありがとうございます。

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午後3時を過ぎた時間帯もあったかもしれません。
車内は、このように数人の乗客がいるのみ。

石巻から前谷地までは20分ほど。
のどかな風景の中をゆっくりと走り抜けます。


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車窓からの風景を楽しんでいたら、あっとい間に前谷地到着。
ささっと、隣のホームに移動して、気仙沼線に乗り換えます。こちらは、地方路線らしいカラーリング。1輌での運行です。

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ワンマン運転の列車は、田んぼや民家の横をゴトンゴトンと走ります。

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途中、こんな鉄橋も。
運転手さんの横に立ち正面から見る&撮れるのも、ローカル鉄道ならではののどかさ。鉄道との一体感が楽しい。

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前谷地から柳津までも20分ほどで到着です。
ここで、駅舎を出て、外で待っているBRTに乗り込みます。

そういえば、柳津という地名は福島、岐阜など各地にありますね。
「津」は昔の言葉で河岸、港、海辺といった意味を持っています。かつて、柳のゆれる水辺をさしてそう名付けたのでしょうか。個人的には名刹、福満虚空蔵菩薩がある福島・柳津が印象に残る好きな場所です。


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さて、これがBRTです。

BRTとは、Bus Rapid Transitの略で、日本語にすると「バス高速輸送システム」。
現在、運休中の鉄道の代わりにこのバスが気仙沼までをつないでいます。あくまでも鉄道の代行なので、地元のミヤコーバスに運行委託をしてJRが営業。それで、JRの窓口できっぷを買うことができるわけです。

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昨年、運行開始をしたBRT。
特徴は、一部、以前の線路の上を舗装して走るというのもの。気仙沼線の全面開通が望まれるところですが、津波の被害が大きかった地区があり、当面はこの真っ赤なボディのBRTがライフラインとなります。

ところで、JR東日本では、このBRTと沿線の復興応援キャラクターの愛称を募集中です。
詳細は→コチラ
締切は2013年7月12日までなので、ぜひ応募してみてください!


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柳津でしばし、待ったあと、BRTが出発したのは午後4時過ぎ。
気仙沼まで約2時間のバスの旅です。
このときの乗客は私をいれて4人ほど。

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カメラを片手に車窓の風景を見つめます。



実は、上の写真が気仙沼に到着するまでに撮った最後の写真となりました。

仙台、石巻でお世話になったみなさんから、石巻と気仙沼の間に広がる南三陸の海岸線は甚大な被害を受けた場所であり、復旧途中であることをうかがっていました。
その中で地元のみなさんによる、産地の名産品を販売する南三陸さんさん商店街南三陸福興市伊里前福幸商店街などがあることも聞いていました。
ささやかながら応援する気持ちで、写真撮影をしながら気仙沼まで行こうと思っていたのですが、あきらめました。


それは、BRTに途中から乗り込んできた子供たちがいたから。

ちょうど、下校時だったので、
しばらくすると中学生らしき制服を着た子供たちがたくさん乗り込んできました。

そのときの南三陸を記憶するということもあり、車窓から海岸線の写真を撮ろうと思っていたのですが、ふと、津波の被害を受けた故郷を無遠慮に撮るよそ者がいる、ということが彼らの気持ちを傷つけるのではないか。
そう、思ったのです。

しばらくすれば、どんどんバスを降りていくのだろうと思ったら、まったくその気配がない。
子供たちの多くが、山をいくつも越えて延々とBRTに揺られている現実に気づかされます。学校や家を失い、毎日、時間をかけて別の場所から通っているのでしょう。

そんな彼らがいるところで、写真を撮ることなど意味のないことに思えてきました。
普段は撮影しないときでも手元にカメラを持っているのですが、バックパックに、愛用のD5200をしまいこみました。


志津川、清水浜、歌津、陸前港...。
多くのものを失った南三陸の海岸線を、この目に焼きつけます。
かたわらでは、子供たちがたわいもない話をしていますが、ときおり津波や、避難という言葉が聞こえます。

新しくできた停留所に降り立った子供たちを車で迎えにきた親御さんが待っていました。
現在、暮らす場所は、ここからもまだ遠いのかと思うとやるせない。


ゆっくりと日が暮れて、気仙沼市に入ったころは、もうすっかり暗くなってきました。
桜の季節とはいえ4月の東北はまだ寒く、漆黒に染まっていく水平線を見ていたら心細くなる。
「あのとき」、東北のみなさんがどれだけ寒く、不安と恐怖で夜を過ごしたことか。そう思ったら不覚にも涙が出てきてしまった。


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小雨も降りだし、車のヘッドライトで濡れるような車窓から気仙沼駅が見えた頃には乗客もまた数人に。
時間は夜の7時近く。

普通ならば、タクシーをつかまえてホテルに向かうところですが、
ここで、私を待ってくれている人がいました。
by naoko_terada | 2013-06-26 02:04 | 東北応援! | Trackback | Comments(0)
祝 ピーチ 関空~仙台就航!桜を追って、仙台・宮城へ!④
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翌日は快晴!

フタバインさんの日の当たるダイニングで、美味しい朝食をいただき、
この日は石巻の街を桜を探しつつ、歩いてまわる予定。

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まずは、フタバインから歩いてすぐの大嶋神社へ。
旧北上川に面した神社。
近くには「袖の渡り」と呼ばれ歌枕に出てくる名勝、「住吉公園」がありますが、わたしがうかがった4月中旬は津波の影響が残り、残念な姿。

それでも神社の脇の桜には、可憐なつぼみが。

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旧北上川沿いをそのまま、てくてくと歩きます。
やがて、橋の向こうにそびえる建物が。

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はい、そうです。
石ノ森萬画館です。
震災後、休館していましたが私が訪れたひと月前ほどに再開したばかり。
しかし、なんとこの日は休館日。
知らなかった。。。涙
萬画館の近くの「石巻まちなか復興マルシェ」も定休日で、ダブルパンチ。
みなさん、石巻に遊びに行くときは火曜は避けてくださいね。

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ちなみに石巻駅からのびる駅前通り、立町商店街などにはご存知、仮面ライダー、009メンバーなど石ノ森ママンガのヒーロー&ヒロインたちの像があります。
懐かしい!


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ときおり地図を見ながら、町を歩く。
4月半ばの石巻の港周辺は、まだ震災の痕をクッキリと残していました。
その中で、営業を再開されている店がポツリ、ぽつりと。

ここもそのひとつ。
「壽屋酒店」さん。
こちらも津波の被害を受けましたが、再開された様子。


日本酒好きの父のために、地酒でも所望しようかと、中に入ると。
ご主人がひとりで。

「あら~、宅急便ぃ?東京に送るのぉ?う~ん、今、おかあちゃん留守で、おじさんわかんないのよ~」

お薦めでも聞いて東京に送りたい、と告げたわたしにおじさんは困り顔。
でも、その困り加減がなんともお茶目。


「じゃあ、これから桜を見に日和山まで行くので帰りに寄りますね」

そう告げて、後にする。

「そお、そうしてくれるぅ。ごめんねー。早く帰ってくればいいんだけんど。。」

さらにまゆげを下げて申し訳なさそうにするおじさん。
全然、大丈夫ですよ。



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ところどころで、道を聞きながら目指すは日和山公園。

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芭蕉も訪れたことのある日和山は、石巻市内を一望する公園で、桜やツツジの名所として愛されています。震災時には、多くの方の命を救った場所でもあります。

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ゆっくりと歩いて上までのぼると、ぱっと視界が開けます。
青い空が大きく、みごとです。

まずは、市内をみわたす鹿島神社におまいり。
石巻で暮らすみなさん、東北のみなさんが早く、元気になりますように。

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境内脇の1本の桜の木が、周辺よりもひとあし早く、開花。
やや薄墨色に思える花の可憐さが、けなげです。

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公園全体も、もう間もなくといった開花具合。
わたしが東京に戻ったあと、一気に咲き出したようです。

ここから眼下に望む石巻は、まだ復興の途中です。
それでも、青空の中、ほころびかけた桜のつぼみは見る人たちの顔をやわらかく微笑ませてくれていました。

「今年も咲いてくれてありがとう」

誰もがきっとそう、思っていたことでしょう。
この日、日和山を訪れていた地元の方、県外のからの方たちは、もうまもなく満開となる桜の木々を愛おしそうに見上げていました。


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展望エリアの脇に茶屋処が。
店内にはラーメンを食べる孫とおばあちゃんの姿。外には名物、石巻やきの文字が。あ、これ、食べるの忘れてました!
ということで、軽く腹ごなしを。

食べるときに自分でソースをかけて味付けするのが石巻やきそばの特徴とのこと。卵焼きを乗せるそうですが、ここのは卵なし。見た目どおり、素朴な味のやきそば。
ごちそうさまでした。

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桜を愛で、ご当地グルメも味わったので、再びゆっくりと坂道をおりて市内に戻ります。

「壽屋酒店」のおかあさん、戻ってきたかな。
と思いながら、酒屋のほうへ歩いていくと、もうひとつ目に飛び込んできたのがみごとな看板。

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ぴちぴちと威勢のいい鯛が踊る看板は、「魚長」さんのもの。
金華山沖の旬の魚を料理人たちが仕入れにくる有名店。こちらも震災後、再開をして営業をされています。

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昨晩の「汐だまり」さんでいただいたつまみを思いだし、おもむろにお買いものタイムモード!
ウニ、シャコ、アワビ、タコに吉次(キンキ)を大人買い。これも、クール便で東京に送ってもらいます。東京にいる家族に石巻の旬を味わってもらいましょう。

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再び、「壽屋酒店」さんの扉を開けたのは、お昼を過ぎたあたり。

「あら」

扉を開けたわたしを見たおじさんは、さっとまゆげを下げてにわかに困った表情に。

「まだねぇ、帰ってこないのよぉ」


なんとなくそうかも、と予想をしていたもののやはり。

「お茶でも飲んで待っててよ~」、というおじさんの言葉をありがたく受けながらも、この日は石巻から気仙沼線を使い、海岸線から気仙沼へ行こうと思っていたので、そろそろ出発しないとダメ。

「じゃあ、おとうさん、お酒を一緒に選んでもらえますか?そして住所を書きますから、申し訳ないですが請求書と一緒に送ってもらえますか。明日でもいいですから」

そう、お願いして選んだのはやはり「墨廼江(すみのえ)」のこの2本。
昨晩、飲んでおいしかったので、ぜひ父に味わってもらおう。


「ごめんなさいねぇ。帰ってきたらちゃんと送るからね。ありがとね~」

丁寧にわたしにおじぎをするおとうさん。
こちらこそ、本当は「がんばってくださいね」と言いたいけれど、あえてそれは封印。

「桜、咲き出してキレイでした。また、うかがいますね」
心からそう、伝える。

店の扉をあけて、外に出る。
おとうさんも一緒に出てきてくれて、「ありがとね。また、来てくださいねぇー」とほほ笑む。

お礼をして歩き出す。
ふと、後ろをふりむくと、おとうさんがこっちに向かって笑顔で大きく手をふってくれていた。

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by naoko_terada | 2013-06-24 22:01 | 東北応援! | Trackback | Comments(0)
祝 ピーチ 関空~仙台就航!桜を追って、仙台・宮城へ!③
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桜はとっくに終わった季節ですが、続きます。
ごめんなさい。

仙台での楽しい思い出のあと、
ひとり、向かったのは石巻でした。

今回は公共交通機関を使っての旅にしようと思い、利用したのが、
宮城交通の仙台~石巻の臨時バス
石巻駅まで片道800円。
所要1時間ほど。
これが、とても便利でした。

で、宿はどうしようかなぁ、と。
検索していたときに、見つけたのが、フタバインというB&B。
値段も手ごろで、サイトを見ると悪くなさそう。
さっそく電話をすると、応対も丁寧。ということで、即決!

石巻駅で降りて、徒歩7、8分とうところでしょうか。
無事、見つけてチェックイン。

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シングルの部屋は、こんな感じ。
北欧テイストで、シンプル&クリーン。
心地よい空間で、とても気に入りました。
暖房の入った室内が、外からの冷えた体を温めてくれます。


軽くシャワーを浴びて、さて、一杯やりに行きますか。
ということで、フタバインのご主人にうかがうと、パッと地図を広げて、いくつかお薦めを教えてくれました。


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外に出ると、宵闇みせまる時刻。
もらった地図を片手に、まずは中心となりそうな方向へと歩いていきます。


ゆるゆると、思うままに歩いているうちに、
フタバインから勧められた店のひとつ「汐だまり」という居酒屋が近いことに気づく。
「いい店ですが、人気なので座れないかも」と宿のご主人に言われたものの、ワケもなく、だいじょうぶ、という気持ちに。
店の前に行き、ちょいと考える。
路地にひそむ、小体な店構え。
いいじゃないですか。
今日の一献はここに、決定!


暖簾をくぐり、カラリと戸をひいて中へ。

カウンター越しに、主人と女性陣が、「いらっしゃい!」と心地よく出迎えてくれる。
思ったとおり、サラリーマンの男性陣が数人いるだけで、空いている。

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カウンターに座り、おしぼりをいただき、
「フタバインさんから教えてもらって」と、まずはひとこと。

「ああ、フタバさんからはお客さんをよくご紹介いただくんですよー」とご主人がにっこり。

適当に、お願いします。
と言えば、あとは簡単。
まずは、旬の刺身が食べきりで登場。

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お酒はもちろん、地元・石巻のものを所望。
この日、いただいたのは墨廼江(すみのえ)と、日高見(ひたかみ)。
いやいや、どちらも旨い!

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お酒をゆっくりいただきながら、タイミングよく供される小料理。
メヒカリ、白魚。
自家製の塩からに、チーズの味噌漬け。
フタバインからのゲストには一品サービスがあり、これもありがたく頂戴します。

杯を重ねながら、カウンター越しに、どこからですか、ああ、桜ですか。
そんな話をゆるり、ゆるりと交わしていく。
女性ひとりでも、こうやって地元のみなさんのふところに入れていただき、会話が楽しめるのが旅のいいところ。幾度とない旅先で学んだのは、女性ということを気にせず、気にされず、ということ。
気持ちのいい客として思われるのに男性も女性も関係ないもの。一期一会の気持ちで、おいしいお酒をいただくことが旅人のつとめだと思っています。

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そして、いつしかご主人、隣のサラリーマンの男性2人りも交えて、話が始まります。

某大手企業にお勤めのTさんとSさん。
石巻に来ると、この店に顔を出す、常連さんです。

話の途中、
「明日から気仙沼に行くのですが、どこか美味しいお店、ご存知ですか?」
気仙沼勤務のTさんにうかがいつつ、
「仙台のグルメ番長からは、気仙沼に行ったら、福よしに行けと言われているんですが」と言うと、

「お、福よしをご存知ですか?」

食べること、飲むことを話すのは全国共通、すぐに盛り上がります。最後は、「じゃあ、気仙沼に着いたらご案内しますよ」。とありがたいお言葉。

これだから、旅は楽しい。


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おいとまする前に、「汐だまり」の店主、佐藤さんたちをパチリ。
次回、石巻に来たらおじゃますることを約束。
また、ひとつ好きな店が増えました。
真心こもった料理と、あたたかな接客に感謝。

ごちそうさまでした。


<おまけ>
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「汐だまり」を後にして、宿に戻る途中。
キャバクラ、スナックなどが並ぶ通りに、なんとなく気になる店。
店名は、「Beat Station」。
脇に、「ウィスキー・アンド・ロックンロール」と書いてある。

で、入りました。笑

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誰もいないカウンターにいたのが、オーナーのケニーさん
飄々とした雰囲気。
ちょっとクドカン似かな。

【石巻と書いてロックンロールって読むんだぜ!】
これは、ケニーさんのCDタイトル。
なるほど!
ギンギンにクールなスタイルで、石巻をベースにバンド活動中。
数店舗あった経営店は、震災でダメになったそうですが、ロックスピリッツでがんばっています。

オンザ"ロック"で乾杯して、ここでもまた、アレコレと話を楽しむ。


さて、よく飲みました。
いい出会いもありました。


明日は、石巻の町を歩く予定です。
by naoko_terada | 2013-06-16 03:29 | 東北応援! | Trackback | Comments(0)
祝 ピーチ 関空~仙台就航!桜を追って、仙台・宮城へ!②
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仙台について、にわかに行きたくなった場所がありました。

それが、一目千本桜(ひとめせんぼんざくら)

JR駅のこのポスターを目にした方もいると思います。
吉永小百合さんが、いらっしゃるここが、そう。

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松島から仙台へ移動してくると、仙台駅は桜色。

現在、JRが展開するデスティネーションキャンペーン。
今年は、「笑顔咲く旅 伊達な旅 宮城・仙台」として6月末までさまざまなイベント、お得なツアーなどを催行。そのゲートウェイとなる仙台駅は、おもてなしムード満開!

オフィシャルパンフレットの表紙も、一目千本桜。
しかも、わたしがいた4月半ばが満開とのこと。
これは、行かないと、でしょ。

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仙台駅からJR東北本線大河原駅まで、およそ40分。

ひとつ手前の船岡駅からは、車窓からもみごとな桜並木が見えます。
粋なことに、この時期は、「桜が満開の季節なので、ゆっくり走行いたします」の車内アナウンスがあり、この区間のみ、いつもよりスローに走ってくれます。
お花見に向かうレジャー客のおばちゃん、みなさんも、窓の外を見て、「あら~、キレイ~!」。

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大河原駅の標識にも、やっぱり一目千本桜。

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駅から桜まつりの会場まで徒歩数分。
それにしても、いい天気。

人の流れにまかせていくと、蔵王連峰!
美しいなぁ。

そして、橋の手前を右折すると。

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うわ~!

思わず声に出してしまいました。
もう、この瞬間から圧倒。
人じゃないですよ。
桜の並木は思っていた以上のスケール感。
まさに、一目、千本!
あっぱれ。

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白石川沿いの土手と、堤のどちらからも花見が楽しめます。
驚くのは、おおらかに伸びた枝ぶり。
東京の場合は、道路や路線などにかかってしまうと枝が切られてしまうため、とてもコンパクト。
これほど、のびのびと枝を広げる桜の木は、生命力にあふれ、本当に美しい。

そして、なんといいお天気でしょう。
ふわふわと夢見心地な気分で、暖かな太陽の日差しと、桜のはなびらの間からこぼれるきらめきを受け止めます。

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の~んびり花見の遊覧船。
いいですねー。

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本当はちょこっと歩いて、写真を撮ったら大河原駅へ引き返そうと思っていたのですが、これはムリ!お隣の船岡駅まで急きょ、歩くことに。その距離、およそ4キロ。
天気もいいし、桜は満開だし。
おまけに、スケジュールを決めないきままな旅。
東北の春を満喫します。

蔵王連峰と桜、東北の一瞬の春を心に焼きつけます。

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と、同時に自分にミッションをひとつ。

例の吉永小百合さんのポスターの撮影場所を見つける!という指令。

桜祭りの周辺は、お弁当を食べる人たち。
でも、このあたりではない。
会場にいた関係者らしき、地元のおじさんに聞いても、「わがんないな~」。

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あれこれ、推理しながら土手を歩く。
ポイントは対岸の山の形と、手前の桜の枝ぶり。

おや、なんとなく風景が似てきたかな。

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歩くこと、30分ほど。
おおお!

発見~!

ちょうど大河原駅と船岡駅の中間あたり。
間違いありません。

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あとであわせてみました。

ま、だからどーなの、ということですが。

旅をより楽しむための、ひとり遊びみたいなもの。
結構、こういうのおもしろいんです。
山道を運転していて、目的地までに何台の車とすれちがうか、とか。


ミッション達成したので、勝手に満足して、あとはゆるゆると船岡駅まで歩きます。

夕方、仙台に戻り、ホテルへ。


夜は、大好きなあの店に再訪!!
by naoko_terada | 2013-04-28 18:27 | 東北応援! | Trackback | Comments(0)





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