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カテゴリ:トラベル( 277 )
ドバイ メディアトリップ② ホテルステイはドバイのおたのしみ


さて、ドバイのホテル。

今回、政観が用意してくれたのがホテル・アル・マンジールという4つ星ホテル。ドバイには最高級ホテルからカジュアルなものまでさまざまあり、また、ビーチサイドなのかビジネスエリアなのか。旅の目的によって選ぶことがポイントです。
このホテル・アル・マンジール。雑誌やテレビをにぎわすようなド派手なわけでもなく、目玉が飛び出るほど絢爛豪華なわけではありませんでした。なので、第一印象は割と地味め(ゴメンなさい)。
でも、チェックインして部屋に入って驚愕!窓の外にジャーン。世界一の高さ(828m)を誇るバージュ・カリファが目の前に屹立していました。ひぇぇ。

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ロビーはコンテンポラリーでシャープな印象ながら、アラビア風のテイストもあり、洗練されたムード。2階にはリゾートのようなプールも。今回は朝から夜中まで取材で外出していたので利用できず。。涙

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わたしの部屋はデラックス・バージュ・ビューというバージュ・カリファが見えるタイプ。32㎡と一般的なシティホテルの広さですがひとりなら問題なし。バスルームがガラス張りになっていてシャワーを浴びながらバージュ・カリファを眺めることができます。

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ツアーに参加した女性記者やライターに好評だったのが朝食。ザクロなどみずみずしいフルーツに野菜、バラエティに富んだチーズやヨーグルト、焼きたてのパンにひよこ豆のディップやドライデーツ(なつめやし)など充実の内容とエキゾチックさ。そのどれもが美味しいのでつい食べ過ぎてしまいます。食のレベルの進化に驚いたドバイですがホテルの朝食も裏切りません。

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なかでも中東風パンというかクレープのようなものを焼いていた彼は、常に笑顔をたやさず丁寧に一枚一枚焼いては熱々をわたしたちに持ってきてくれました。

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いやホント、おいしい。3泊しましたが、全部制覇することができませんでした。というか、彼がわたしたちが「おいしい!」と言って喜んでいるのをみて、毎朝、何もいわずに焼きたてを持ってきてくれるためというのもあり。そんなフレンドリーなサービスもまたうれしいのですけどね。

ごちそうさまでした!
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by naoko_terada | 2017-07-31 07:00 | トラベル | Trackback | Comments(0)
ドバイ メディアトリップ① エキゾチックさが新鮮!最先端な魅力をチェック
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10年ほど前は年に2回取材に訪れたこともあったドバイ。
当然、この世界一の高さを誇るバージュ・カリファもありませんでした。

久しぶりのドバイはさて。
と思ったのですが、当時よりも観光向けサービスが洗練され、とても質が高くなったと実感。ホテルやレストラン、アクティビティのスタッフの接客ぶりもとても優秀。これには感心しました。

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まずはドバイに来た観光客の多くが向かうこちらへ。
はい、上記で登場したバージュ・カリファ。高さ828メートル、160階。その124階部分にある展望フロア「アット・ザ・トップ」に行きますよ。なお、入場チケットはオンライン購入できるので時間の節約として事前に買っておいたほうがいいです。

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案内にそって移動、高速エレベータに乗って到着!うっわー、と思わず声に出してしまいました。これは確かにすごい眺望。もう飛行機から見るのに近いレベル。しかも屋外に出られるポイントも。それにしてもここが砂漠の国とは思えないですよね。眼下にはまだまだ工事まっただ中の開発エリアがいくつも見えます。

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新しいだけではちょっとつまらないものですが、歴史・文化的な表情もドバイの魅力。ガイドブックにはあまり紹介されませんが、ぜひ見ておきたいのがムハンマド・ビン・ラーシド・アール・マクトゥーム首長が暮らす王宮。近くまでは行けませんが壮大かつ端正なたたずまいが圧巻。周辺には華麗なクジャクたちが放し飼いにされ、彼らだけ警備にとがめられることもなく自由きままに動きまわっています。

もうひとつがモスク。ドバイにはいくつもの大小のモスクがあります。その中でも観光客に人気が高いのがジュメイラ・モスク。アラビア語で「美しいモスク」の名前のとおり厳かなたたずまいが印象的。金曜以外の毎日、10時から見学ツアーを行っています。

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また、開発とは無縁な昔ながらの風情を残す旧市街に迷いこむのも楽しいもの。スパイス、ゴールドなどに特化した市場(オールドスーク)は観光客向けの商品も多いですが地元の人たちのショッピングスポット。サフラン、デーツ、香辛料、ナッツ類などはお土産としても人気です。

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スークが集まるのはドバイクリークの両岸。ローカルの足であるアブラと呼ばれる渡し船は乗船料・片道1ディルハム(約30円)と安いのでぜひ、トライを。楽しいですよ。

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オールドスークとはまったく正反対。最先端のショッピングゾーンもその規模に驚かされます。世界最大級と豪語するドバイ・モールを筆頭にモール・オブ・ジ・エミレーツ、最も新しいシティ・ウォークといったショッピングモールには高級ブランド品からダイソーまでなんでもそろっています。わたしはもっぱら空調が効いたモール内に涼みに行くのとトイレタイムに活用。カフェやレストランなどもあるので食事にも使えます。でも、とにかく広いので迷子にならないように!

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戒律が厳しいイスラムの国の中で最もオープンなのがドバイといってもいいでしょう。ビーチに行けば水着姿の男女が実に開放的にサンベイジング。また、ノースリーブやミニスカートの欧米人観光客も見かけます。宗教観へのリスペクトと節度さえ持てばリゾートバカンスもしっかり満喫できるのもドバイならでは。

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ホテルやリゾート以外ではお酒の販売はもちろん、提供することもNGなのですが、これもゆるやかに解釈が変わってきていました。「ホテルに隣接した商業施設もホテルの施設である」ということで、うれしいことにバーやお酒を出すレストランが!!アルコールの値段が高いドバイなのですが夕方になるとこういった場所がハッピーアワーをやっていて1杯の値段で2杯、つまり半額に。10数年前にはありえなかったありがたいサービスに感謝、感謝です。笑

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そしてドバイ観光にはずせないデザートサファリもやっぱり楽しかった!わたしは3回めなのですが今回が最もウェルオーガナイズされた内容になっていました。

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ドバイにはいくつもデザートサファリを催行するツアー会社があり、わたしたちが今回体験したのはデザート・サファリ・ドバイ社のツアー。夕暮れの中、4WDで砂漠のオフロードを疾走。その後、各ツアー会社が運営する砂漠のキャンプサイトへ。そこでキャメルライド、サンドスキー、シーシャ(水パイプ)、ヘナ体験などを楽しむ趣向。すべてツアー料金に含まれています。同行の初ドバイの女子たちはラクダに乗って歓声をあげ、ヘナやシーシャに大興奮。やはりこのツアーはドバイでやりたいことがすべて入っているのでテンション上がります。

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その後、BBQディナーを食べながら民族ダンスやベリーダンスを鑑賞。ここでもビールやワインなどお酒が飲めると聞いて感動!もちろん有料ですがそれまで参加したサファリツアーでは一切飲めなかったのでもう、うれしい。苦笑 乾燥した砂漠で味わう冷えたビールは最高すぎました!料理もつくりたてでお味も上々。


確実に観光デスティネーションとして実力をつけたことを実感したドバイ・トリップ。このエキゾチックさとスケール感ある空間&アクティビティは他では味わえないもの。好きか嫌いかは別にして一度は体験しておいて損はしません。こういう世界もあるんだなぁ、としみじみ感じることでしょう。

ということで次回は滞在ホテル編!
by naoko_terada | 2017-07-10 01:23 | トラベル | Trackback | Comments(0)
ドバイ発 エミレーツ航空で心に残るバースデイフライトを体験
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「ドバイに行きませんか?」そう、お声がけいただいたのが春。

ドバイに最後に行ったのはおそらく10年ほど前。そろそろ最新情報をキャッチアップしないと、と思っていたところでした。しかも、3月から成田線に導入されたエミレーツ航空の総二階建てA380に乗せてくれるというじゃないですか。あのダイナミックな乗り心地を体験するのも久しぶり!

ということでドバイへと。

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成田と羽田便両方を体験してほしい、ということで行きは羽田から。深夜便なので仕事を終えて出発です。羽田便はボーイング777-300ER。ナイトフライトなので機内食もお酒も軽めに。それでも映画をついつい見てしまい夜更かし。これも飛行機での楽しみです。

この夜のフライト、エコノミーはほぼ満席でした。日本人以外の方たちも多く、クルーたちは大忙し。それでもみな、ひとりひとりの乗客のリクエストに親切に応え、ミール&ドリンクサービスなども実に丁寧。これには感心しました。チームワークの良さが光るフライトは記憶に残りますね。

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そんなことを考えながらもいつの間にか爆睡。ふと、目が覚めると天井は満天の星空。これは時差ボケ解消、つまり体内時計を調整するもので到着に近づくとゆっくりと青みが増して自然に目覚めるよううながしてくれます。まるでプラネタリウムです。

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サービスには定評のあるエミレーツ航空ですが、それはエコノミーでも感じることができます。昨年から新しくなったエコノミークラスのアメニティ。エミレーツが就航する6つの地域(中東・アジア・アフリカ・ヨーロッパ・オーストラリア・中南米)をモチーフにデザインされたもので、これがとってもキュート。柔らかい素材で私がもらったのはゾウが描かれたたぶん、アジアバージョン。今でも小物を入れるのに大活躍中です。
さらに、ユニークなのはスマホで専用アプリをダウンロードし、アメニティキットをスキャンするとその各地域の伝統音楽が聴けたり、お薦め旅行情報を入手できたりするというからビックリ!こんなところにもハイテク技術を導入していることに脱帽です。

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そして帰国日。ドバイ発成田行きのフライトは深夜02:40発。なのでプレスチームはディナーまでしっかり取材。観光客のみなさんは夜までバッチリ遊べるってわけです。

まずはエミレーツ航空の拠点であるドバイ国際空港でラウンジを見せてもらいました。ラウンジのレセプションの女性スタッフ。本当にいつ見てもキリッとしたメイクとエキゾチックな制服にハッとさせられます。

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エミレーツが使用するターミナル3にはなんとファースト&ビジネスあわせて6つのラウンジがあります!何ですかそれ。笑 その中で昨年2年かけて一大改装されたのがコンコースBのビジネスクラスラウンジ。これがですね、もうステキすぎました。

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改装後のハイライトのひとつが、「シャンパンラウンジ」。モエ・シャンドンとエミレーツのパートナシップによるもので、「モエ アンペリル」、「モエ ロゼ アンペリアル」、「モエ・シャン ドングランヴィンテージ」、「モエ ネクターアンペリアル」を提供。それぞれにあわせたカナッペも用意されていて、泡好きにはたまりません。もう飛行機に乗らずにここでずっと飲んでいたいです。いやホント。

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このほか淹れたてのコーヒーが味わえるバリスタサービス、キッズ用プレイエリア、スパなどいたれりつくせり。一度に1500名収容という広さなので、仮眠スペースやクワイエットゾーンなど用途にあわせてくつろぐくことができるのはうれしいところです。

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「せっかくだから」とファーストクラスのラウンジもちら見。こちらはアラカルトの食事を提供するダイニングや、なんとファーストクラスゲストだけのための免税店やワインセラーも!さまざまな空港のラウンジを見せてもらってきましたがここまでスケール感があり、充実したサービス&施設を備えるのはさすが、とうならされます。

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ラウンジ視察に思った以上時間がかかり搭乗の時間です。今回の楽しみのひとつA380との久しぶりの邂逅。ありがたいことに帰りはビジネスクラスに乗せてもらいました。

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深夜のフライトなのでフルフラットになるシートですぐに眠りたいところですが、充実のエンターテイメントと大きな画面が気になります。でも、それよりも気になる場所が。。

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はい、そうです。エミレーツ航空A380名物のファーストクラスとビジネスクラスの機内ラウンジです。

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無事に取材がおわったことを祝して、今回のツアー同行の新聞記者、ジャーナリストなど女性3人で乾杯!深夜なのでほかのゲストも少なく、日本人含め女性クルーたちも仕事の合間に会話にまじってガールズトーク。楽しい!

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実はこの日はちょうど私の誕生日でした。
30年以上飛行機に乗ってきましたが空の上でリアルにバースデイを迎えるのはこれが初めて。それだけでも浮き立つのにそれを聞いたクルーが「では、お祝いを作りますね」といって、シェーカーをふってオリジナルカクテルを作ってくれました。

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さらに愛らしいデコレーションを施したバースデイケーキも!これには感動。飛行機が成田に着く直前にはクルーたちの手書きのメッセージが書かれたバースデイカードもいただきました。

あとで調べたらエミレーツ航空では事前に申告すると今回のような誕生日や結婚祝いなどのアニバーサリーケーキを用意してくれるそうです(有料)。もちろんエコノミーでもオーダー可能。今回はエアラインからのサプライズでしたが、次回は家族のためにこんなお祝いもいいな、と思っています。

人生初の機内での体験は心に残る大切な「思い出」というバースデイギフトに。

また、いつか空の上で会えること楽しみにします。
ありがとうございました。
by naoko_terada | 2017-06-27 01:37 | トラベル | Trackback | Comments(0)
日本の遠くへ。小笠原紀行② 快適おひとりさまステイ。開拓末えい一家が運営するPAT INN(パットイン)
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小笠原への旅。
いつもどおり、ひとり旅でした。
今回は新造船「おがさわら丸(通称おがまる)」の就航記念のプランとして、「おひとりさま計画プラン」なるものがあり、そのお宿がPat Inn(パットイン)でした。※このプランはすでに終了しています。
サイトを見ると2015年にオープンしたばかり。写真を見ると雰囲気もかなりステキ。ということで即決。ここを見つけたことも小笠原行きを決めたポイントのひとつになりました。

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2階建てのレセプション&レストランのある棟とゲスト棟がエル字型に並びます。芝生の庭とトロピカルなムードがハワイにでもいるような気分にさせてくれます。

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こちらがレセプション。
小笠原の写真集、書籍、パンフレットが置かれています。その一角に古い写真が。Pat Innを経営する瀬堀ファミリーのご先祖こそ小笠原初期の外国人開拓者のひとり、ナサニエル・セボリー氏です。島の歴史の中で語るべき存在です。

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ゲスト棟の1階には共有のコインランドリー、シャワー。長期滞在、海でたっぷり遊んだあとにうれしい施設です。

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わたしの部屋は2階。シングルルームです。
手前にクローゼットがわりのハンガーラック。小さ目の冷蔵庫、テレビ&デスク、窓際にはかわいいテーブル。シンプルですがセレクトされた備品、インテリアがとてもかわいい。

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わたしの部屋からの眺めはこんな感じ。海が少し見えます。港まで歩いて5~7分といったところでしょう。ベランダも広め。水着もばっちり乾かせます。

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女性としてうれしかったのはバスルーム。たっぷりの広さにしっかりバスタブも完備。天井には部屋ごとに異なる手造りランプ。オーナー一家ご友人のハンドメイドとのこと。バスタオル&アメニティも充実。夜、海で遊び疲れたあと、お風呂でゆっくりリラックスが何よりも贅沢でした。

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こちらはツインのお部屋。
このランプもステキ。

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畳敷きのファミリールームは3室。
ご家族でも、グループ利用もいいですね。

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チェックインすると、「長い船旅でお疲れでしょう。お水をお持ちしますね」と、冷えた一杯のお水を持ってきてくれました。テーブルには一輪のプルメリア。フレッシュさから朝、つみとったものでしょう。

温かい宿のもてなしに、快適な小笠原の旅になりそうな予感が芽生えたのでした。

※次回はお食事とゲストのためのアクティビティをご紹介します。
by naoko_terada | 2016-10-14 18:46 | トラベル | Trackback | Comments(0)
盛り上がるオリンピック 発祥の地 ギリシア・オリンピア


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ブラジル・リオのオリンピックもいよいよ佳境。
寝不足の人も多いことでしょう。

そんな時期なので、ギリシア・オリンピアをさっくりとご紹介です。
ギリシャのペロポニソス半島という場所にあるオリンピアは古代ギリシアの都市。名前からもわかるようにオリンピック発祥の地として知られています。現在は世界遺産に登録されています。

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ギリシャを代表する観光名所となっていて、大勢の観光客が訪れます。特に夏のシーズンはクルーズ客も多く、私もそうでした。雲ひとつない青空、乾燥した平坦な土地に古代の都市遺跡が広がります。

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もともとオリンピアは神々の王となったゼウスの聖地としてあがめられてきました。オリンピックもゼウスをたたえる祭典として始まったとされています。ゼウス神殿など多くは崩壊したまま、柱や壁が残るだけというものもありますが、これらが紀元前に建てられたものかと思うと感慨深いです。

遺跡のハイライトのひとつが、ここヘラ神殿。

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ヘラはごぞんじゼウスの妻。
でも、実は姉でもあるというビックリな関係。
英語ではジュノーと呼ばれ、結婚の女神としても知られています。ジューン・ブライドもここからきています。

そして、ここがオリンピックの聖火が点灯される場所となっています。
オリンピック開催年には、古代ローマの衣装をつけた女性たちが太陽光を集め、聖火をともします。
2020年の東京オリンピックのときに燃え上がる聖火もここから運ばれてくるわけです。

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遺跡の周辺にはオリーブの木々がたわわに実をつけて茂っていました。オリーブはまた、ゼウスの象徴。勝者の頭上を飾る冠がオリーブでできているのにも必然性があるわけですね。

リオのオリンピックも残すところ数日。
21世紀のオリンピアンたちの雄姿を、最後まで応援し、見守りたいと思います。
by naoko_terada | 2016-08-20 06:12 | トラベル | Trackback | Comments(0)
シェムリアップ・レストラン Marum。おいしく食べたお金が子供たちのためになる

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きっかけは滞在していたホテルの部屋に置いてあったフライヤーでした。

"Unique products handmade by parents so their children can go to school"
「両親手造りのユニークな商品で、子供たちが学校へ通うことができます」

シェムリアップにある恵まれない子供たちとその家庭をサポートする団体が運営するショップでした。アジアではこういう機関、施設を見かけることが多く、機会があれば利用するようにしています。内容を読むとレストランもあるとのこと。場所をグーグルでチェックしたら、ホテルからそれほど遠くない(だから部屋にフライヤーが置かれていたのでしょうね)。ちょうどディナーの時間も近い。行くことにしました。

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トゥクトゥクで5分ほど。
レストラン、Marumに到着です。
川沿いのメイン通りから脇道に入ってすぐ。周辺は庶民的な雰囲気です。
ショップカードには、A Training resutaurant for marginalized youth と書かれています。
そう、学校に行けない地元の青少年に社会に出た際に役立つ能力を教育する施設なのです。おそろいのTシャツにはStudentの文字。先生たちの背中にはTeacherとあります。

冷房の効いた室内と、テラス席があり、迷わずテラス席へ。

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まずは、おすすめのオリジナルカクテル「フローズンマンゴー・アンド・ココナッツ・ダイキリ」。これで3米ドル。うん、さっぱり冷えていておいしい。これで、クールダウン完了。

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飲みながらだらだらつまみたかったので、料理はアペタイザー的なものをチョイス。こちらは、見た通り生春巻き。中身はロメインレタスにヤギのチーズとローストしたパプリカ。甘酸っぱいタマリンドソースでさっぱりと。お値段は4ドル。

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気に入ったので翌日も行ったのですが、そのときにオーダーしたのは揚げた春雨のサラダ。豆腐とさつまいもが入った揚げ春巻きがのったボリュームたっぷりのひとさら。トレーニングの女性スタッフが「一番人気です!」と太鼓判。確かにクリスピーで美味しかった。これも4ドル。

途中、先生にちょっとお話しをうかがう。
「彼らに給料を払うことはありません。代わりにサービス業の実地訓練、加えて英語の学習などを行い、学校との両立を図りながら将来のためのスキルを身につけさせます」

トレーニングの一環なので、接客も英語力もただたどしい。わたしのテーブルに料理を持ってきた子の後ろから先生が、「お皿のどっちがお客様の前にくるか考えなさい!」ときびしくチェック。きっちりとしたプロの仕事ではもちろんありません。でも、少しずつ現場でトライアンドエラーを重ねていくことが大事。わたしたち観光客が楽しく、おいしく飲んだり食べたりして支払ったお金が彼らの支援につながるのであれば、うれしいわけです。

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店内はカラフルでかわいい。奥行きがあり、2階にもテラスが。グループ対応もばっちりです。

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エントランスには支援企業、個人名が飾られていました。

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トイレに入ったら、壁にこんなポスターが。
「貧しい子供たちにお金をあげる前に、もう一度考えてみてください」
フラジャイルは彼らの心を指すのでしょう。その前に行ったトンレサップ湖での顛末もあり、わたしも考えます。刹那的なお金で解決せずに、大人や社会が動くこと。それが真に子供たちの健全な暮らしと夢を支えるのだと思います。

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テーブルには1ドル、お会計に加えることで子供たちが救われますとのメッセージ。よろこんで払いましょう。

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レストランに隣接して、ショップがあります。
名前はFriennds'N'stuff

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メインドイン・カンボジアの手づくり雑貨、Tシャツ、トラベラーズグッズなど。貧しい家庭の雇用を生み、結果、子供たちが学校へ行くことができます。

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わたしの目をひいたのが、これ。
不要になったスプーン、フォークなどをていねいに曲げて加工したアクセサリーです。

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バングル、リングなどいろいろ。

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わたしはあんまり大ぶりのアクセサリーはつけないのですが、意外性もあり、センスのある人がつけたらおしゃれかも。飲食関係者とかにも。

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驚くのは値段。
リングは2.50ドル。ロングネックレスでも6ドルです。

Tシャツやら旅行用のランドリーバッグ、そして上記のアクセサリーをあれこれ購入。いいお土産になりました。

シェムリアップに行かれたらぜひ、一度訪れてみてください。
スタッフの微笑ましい接客と、社会支援。どちらも体験できる貴重な場所です。
by naoko_terada | 2016-08-03 23:57 | トラベル | Trackback | Comments(0)
シェムリアップで出会ったトゥクトゥクドライバーVibolさん


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広範囲に広がる遺跡見学や、ナイトマーケット探訪などシェムリアップでの移動に欠かせないのがトゥクトゥクです。タクシーもありますが地元の人も観光客もいたるところで見かけるトゥクトゥクを気軽に使いこなしています。

しかし、これがメーターではないので交渉が必要です。
ただ、観光客向けの相場があるようです。ちなみに滞在していたビクトリア・アンコール・リゾート&スパからナイトマーケットまで片道2ドルでした。

今回、わたしが滞在中、通しでお願いしたのが上の写真のショッキングピンクのシートがド派手なこちら。ドライバーのお名前はVibolさん。

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このVibolさん、とっても誠実でしかも英語が堪能。
最初にアンコールワット遺跡めぐりをお願いして気に入ったので、翌日のトンレサップ湖、さらに帰国時の空港までの送迎もお願いしてしまいました。

彼との縁は偶然でした。

当初、遺跡めぐりは一ヶ所づつ個別にトゥクトゥクをその場で見つけて移動する予定でした。遺跡にどれだけ時間をかけるかわからないし、チャーターだと待ってもらうのがしのびないので。
そこで、ホテルのコンシェルジュにトゥクトゥクの相場を聞くと、「一ヶ所まわるだけで12ドル」とのこと。うわ、結構、高いのね。
「何か所かまわるのであればチャーターが絶対、オススメ!ドライバーは待つのはまったく苦にしないから大丈夫ですよ。アナタがまわりたい遺跡だったら18ドルで全部、連れていってくれます」と強くいわれたので、ではチャーターにしましょう、と。

コンシェルジュがホテルのベルにトゥクトゥクを呼んで手配してあげなさい、と告げてくれる。
ベルマンとホテルのエントランスに出て、外で待機している複数のトゥクトゥクに手をあげて1台、呼ぶ。
1番前で待機していたトゥクトゥクが来る。ベルが、わたしがチャーター希望でこれこれとここに行きたいという旨を告げると残念そうに「ノー」の返事。
すでにほかのアポが入っている様子でした。

ということで次のトゥクトゥクを呼ぶベルマン。
やってきたのが、Vibolさんでした。
こちらに向かってくるショッキングピンクのシートを見ながら、「うわぁ、あれかぁ」と心の中で思う(苦笑)。

ベルの言葉にすなおにうなづくVibolさん。値段はもちろん18ドルで問題なし。
わたしを乗せてショッキングピンクのトゥクトゥクはアンコールワットなどの遺跡めぐりに出かけたのでした。

遺跡に関してははしょりますが、結果、とても親切でさらに運転もおだやかで安心感があったのでホテルに戻ったところで、「明日、トンレサップに行きたいのだけれど空いている?」と聞くと、「大丈夫」との答え。
「料金は?」というと「15ドル」。
いいでしょう。20ドルを出して、「18ドルは今日の分、残りの2ドルは明日の前金」と手渡すとうれしそうに、「サンキュー」と返してくれる。

トンレサップ湖での顛末はコチラを見てもらうとして。

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以前はバイクで商売をしていたようですが、「もう年なのでバイクは疲れてきてねー」とトゥクトゥクに商売替えをしたとのこと。子供は二人。この仕事で家族を養い、学校にも通わせているのだから立派。いいお父さんです。

ホテルから空港までは片道6ドル。普段は道が悪いので夜間は仕事をしないそうですが、わたしのために特別に送ってくれました。トンレサップ湖までの代金の残り13ドルとチップ1ドルを含め20ドルをわたしてお礼をします。

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もし、彼のトゥクトゥクをチャーターしたいなら連絡先はこちら。
通常、ビクトリア・アンコール・リゾート前で待機するとのことです。英語が堪能ですが、予約をするのなら滞在ホテルの人に電話をかけてもらうといいかと思います。最後の数字は7。12968537です。


ショッキングピンクのトゥクトゥクに乗って観光にGO!
いかがですか?
by naoko_terada | 2016-07-26 11:30 | トラベル | Trackback | Comments(0)
トゥクトゥクに乗ってシェムリアップから悪名高きトンレサップ湖へ②
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ということで始まった2時間クルーズ。
いちおう、ボートは私だけの貸切り。スタッフが乗り込んできます。

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さらに意味もなくどんどん乗り込んでくる。
わたしの何人かの友人が、同じくトンレサップ湖クルーズをチャーターしたところ、湖の途中でボートを止められて、「チップをよこせ」とスタッフに囲まれたという話がよぎります。

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結局、こんな感じ。笑
あ、左側に座っているニコニコした人の好さそうなおじさんはわたしのトゥクトゥクドライバーさんです。クルーズ中、「待ってる」と言ってくれたのですが、「もしよければ一緒に乗らない?」と誘ったのでした。クルーズスタッフに聞くと、「(地元の人間は)無料」とのこと。じゃあ、チャーターだし、席はあるし、2時間も昼寝してもつまらないでしょ。と誘うと、「え、いいんですか?」ととまどいながらもうれしそう。こういう外国の観光客向けのクルーズに乗ることはまずないはず。ということで、ドライバーさんも同乗。
珍道中です。
あ、手前にはまったく浮力がない役立たずのライフベスト。苦笑

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まずは、ミルクコーヒー色の入江をゆっくりと進みます。

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わたしが訪れた5月は乾期のため水位が低く、さらに湖の面積も縮小されていました。だから水上生活の村がある湖の中央までしばらく入江を進むことになります。
地元の人たちが操る小さいボートが疾走する横をのんびり、風を受けながら進みます。水深1メートルもないそうです。

わたしとドライバー以外に乗り込んでいるのは船長のほかに若いお兄さんが3人。ただし、ひとりは途中で降りたので便乗していただけの模様。残る2人が船長のアシスタントといった感じです。

その中のひとりの青年がかなりキレイな英語で話しかけてきました。
まずは、お決まりの「どこから来たの?」という質問。
経験からこういう場合、「日本から」と答えるといいカモだと思われる傾向にあるので、わたしはいつも「日本人だけど海外で暮らしている」と答えます。タフな外人ツーリストに思わせるほうが相手も、ぼったくれないと判断するからです。

そして彼との会話からトンレサップ湖のクルーズ事情がなんとなく見えてきました。

水上村出身の青年いわく、
「以前はいくつかクルーズ会社があったけど今はひとつ」
「水上村はとても貧しいのでお金が必要」
「観光客の買ってくれる食糧などが大事」
「自分たちも安い賃金で働いている」などなど。

すべてを信じる理由も、まったくウソとも判断できないのでここは聞き流しておきます。

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案の定、途中で「水位が低いので水上村まで別の小さなボートに乗らないと行けない」と言ってきました。
「いくらなの」と聞くと、「20ドル」だという。
あきらかに法外な値段。クルーズ料金として30ドル払っているので、それを足したら50ドルです。カンボジアの平均月給が1~3万円とのことですからありえません。

「じゃあ行かなくていいです」

そう言うと、外国暮らしのおばちゃんにはこれ以上言ってもムリ、と判断したのかどうか。意外に、「わかった」とあっさり。
代わりに、「ひと休みしにあそこに行きましょう」と指差したのがこんな感じのボートハウス。立ち寄りは無料とのことなので、経験として見てみましょうか。

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ボートを寄せて中に入ると木のフローリングの休憩兼みやげもの屋といった風情の空間。

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自称「クロコダイルファーム」と呼んでいる淡水ワニの水槽もあり、「見る?」と聞かれるので、すかさず「見ない」と即答。おみやげグッズもまったく興味がわかないものばかり(苦笑)。
これで商売になるのでしょうか。

それでも、風が吹き抜けるテーブルは心地よく、冷えたローカルビールの「アンコール」を1ドルで購入。
※ちなみにビールは遺跡など観光地ではまずどこも1ドルでした。

トゥクトゥクドライバーさんにもコーラをご馳走してあげて二人で竹のテーブルに座ってしばし、湖を眺めながらのーんびり。観光客を乗せた何隻ものボートが行き交います。

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さて、ビールブレイクを終え再び船上に。
船長のアシスタントの青年が、「水上学校を見ないか?」と聞いてきた。

きたきた。

トンレサップ湖でネット検索すると多くの観光客が、学校訪問をするためには貧しい子供たちのために食品などを買わないといけないと言われ、理不尽なほど高い値段を請求されたという記事やブログが見つかります。こういった水上生活の村はほかにも見たことがあるので、「行かなくていい」と返そうかと思ったのですが、どんな手口でブログの記事のような流れになっていくのかちょっと知りたい。そこで、あえて行くことに。
貧しい子供たちのためになることであれば、という思いもあったわけですが。

案の定、「学校に行く前に水上スーパーに寄っていきましょう」と青年。

「スーパー?」
「そうです。地元の人たちの唯一のスーパーです。もし、何か気に入れば学校の子供たちのために買って持っていきましょう」
「値段は一般のスーパーと同じなの?」
「もちろんです!(ニッコリ)」

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しかし、中に入れば一目瞭然。ここはスーパーじゃあない。売っているのは水、米、それにカップラーメンくらい。地元の人たちが日用品・常用品を買いにくるような場所ではありません。
壁には「To buy products here is helped the poorest villagers in this community(ここで商品を購入することが最も貧しい村人たちを助けます」というメッセージ。

中には数人の男性が。
料金を聞くと、米30キロが30ドル、50キロが50ドルとのこと。
うわぁ、とんでもない値段。おそらく10倍くらいふっかけていることと思います。

「これはローカルプライスじゃないよね」
「いえいえ、そうですよ」
「我々もお給料なしでボランティアでここで働いているんです」
「観光客のみなさん、買っていきます」

これはもう、組織的なものなんだなぁ、とこのやりとりで実感。
観光客の好奇心と善意を悪用したシステム。ブログで非難されるワケです。

とはいえ、ここに暮らす人たちが決して豊かな生活を送っているとも思えません。
子供たちの環境も推して知るべしです。
実際、ボートを走らせていると粗末な木造の手漕ぎ船に乗った母親と、まだ3歳ほどの汚れた服を来た子供。その子の首にはヘビが巻きついています。小銭を渡せばヘビの写真を撮らせるよ、というジェスチャー。よく見れば母親のおなかが大きいのがわかります。妊娠中です。なんともやるせない。
刹那的なほどこしが彼らの人生を変えることはないとわかっていても、思わず1ドル札をにぎらせます。

そんなことがあった後での自称スーパーマーケット訪問。
いろいろ考えます。
逡巡したあと、目の前の男性に告げる。

「じゃあ、30キロのお米を買います」

法外な値段だし、おそらく払ったお金の大半は本当に必要な人のもとへは行かないでしょう。でも、多少なりとも子供たちにごはんを食べてもらうことができるのであれば払おうとわたしは考えたのでした。
買ったら自分たちがあとで学校に届ける、というので「自分で持っていくから」と青年たちにたのんでボートに乗せてもらう。

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買い上げた米をのせて、ゆっくりと学校へ向かいます。
「Charity rice to help poor people」の看板が目につく。

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学校とも呼べない簡易の屋内では、授業を受ける子や遊びまわる子供たちの姿。寄付するものを持ってきた人間にはあいさつをするようにしつけられているのでしょう。英語で「サンキュー」と口ぐちにわたしに向かって言ってくれます。意外に身ぎれいでさきほど粗末なボートに乗って物乞いをした子供のような必死さはありません。学校が受け皿になっているからでしょうか。

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青年が台所に連れていってくれました。
炊いたごはんと、ちょうど魚料理を作っているところ。
驚いたのは食用の水。水上生活ゆえの衛生面の不備が際立ちます。

子供たちがキチンとした教育を受け、安定した環境で暮らすためにも観光客の落とすお金は貴重です。
それゆえに、「ぼったくり」と呼ばれるような現行のシステムは大きな可能性をつぶしているようにわたしには思えてなりません。そこに気づいて現状を変えることができるのは地元の人たちであるべき。
次世代の若い人たちが希望です。

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複雑な思いを胸に、帰路につく。

隣に座った青年に語る。

「これはアナタに言ってもしょうがないことかもしれないけれど。貧しい人や子供たちを助けることは大切。だけれど2時間のクルーズに30ドルも払っている観光客にさらにモノを買わせるシステムはおかしいと思わない?」

来るとき、「自分でビジネスをしたい」と語った青年はじっと前を見つめて考える。

「観光客は貧しい人たちの暮らしを見たいのではなく、ここにしかない生活環境を教えてほしいの。それを伝えることができるのがここで暮らすアナタたち。トンレサップ湖に来てよかったって言われたらうれしいよね」

かるくうなづく青年。


やがて、船着き場が見えてきました。
2時間のクルーズが終了です。


結論として、ある程度、英語での交渉や不要な提案に対して「ノー」ときっぱり拒絶する強さがなければ個人でチャーターするのは現状、おすすめしません。シェムリアップのホテルからの送迎とガイドがついた現地発ツアーを予約をするのが最もいい方法でしょう。わたしが今回支払ったのはシェムリアップからのトゥクトゥク代15ドルとクルーズ代30ドル。現地発ツアーも同じくらいの料金で見つかるはずです。

船着き場にはこれから乗船する中国や韓国人のグループ。
カンボジアは観光客も受け入れ側もこれから多くのことを学習し、成熟していくのでしょう。
きちんとしたサービスを提供してその対価を得る。
そこからが、はじまりです。
がんばってね、青年たち。

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by naoko_terada | 2016-07-19 05:39 | トラベル | Trackback | Comments(0)
トゥクトゥクに乗ってシェムリアップから悪名高きトンレサップ湖へ①


カンボジア・シェムリアップから、この日は遠出。
郊外にあるトンレサップ湖へ日帰りで行ってみました。

トンレサップ湖は実は悪名高い場所。
クルーズに乗ると法外なチップを要求されたり、湖上生活する貧しい子供たちのためにこちらも高額な食糧を買わせようとするなど観光客がカモにされることがあります。

ということなのであまりにも悪徳すぎるようだったらクルーズにも乗らず、帰ってこようと。
そんな気軽な感じでちょっとしたドライブ気分で出発です。

この日のドライバーは昨日、アンコールワット遺跡めぐりでチャーターをお願いした運転手さん。
おって書きますが、この方がとーーーっても親切で誠実な方でした。
なので、トンレサップ湖行きを昨日、ホテルに送り届けてくれたときにお願いしていたのです。
ホテルから行って帰ってきて15ドル。
この値段は言い値。わたしもねぎっていません。

トンレサップ湖までは1時間半程度とのこと。
快晴の朝、トゥクトゥクに揺られてスタートです。

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シェムリアップの市街地をどんどん進む。
ひとりでの貸切りトゥクトゥクは風が抜けて快適、らくちん。

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しばらく行くと田園風景に変わっていきます。

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こんな感じで田んぼの間に点在するのは、ハンモックをつるした休憩スポット。コーラなど飲みながらハンモックで涼める、という趣向です。

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1時間半ほどで湖沿いに来ました。
ドライバーが、「ノー・ウォーター」と指さす。
そうなんです、わたしが訪れた5月は乾期とのこと。雨季ならばこの家々も湖に浮かぶそう。
ちなみに5月あたりは一番暑い時期で、観光客の少ないオフシーズンでもあります。

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とりあえずクルーズ乗り場へトゥクトゥクで向かいます。
船着き場から見ても、あきらかに水位が低いのがわかります。

トンレサップ湖は「伸縮する湖」といわれ、雨季には1万2000平方キロメートルの面積に広がり、深さも12メートルを超えるそう。それが乾期になるとわずか250平方キトメートルに縮小。数位はなんと1.5メートルに。実際、今回もかなり沖合でも子供たちが裸で水につかって遊んでいるのを見ました。

さて、どうしましょうかねぇ。

クルーズの受付に行くとあんまり人相のよからぬ男性が英語で話かけてくる。
クルーズ料金を聞くと2時間で30ドルだという。

水位も低いし、水上生活の風景はほかでも見ているので、このままシェムリアップに引き返してもいいけどなぁ、とぼーっと考える。でも、戻ってもホテルはすでにチェックアウト済み(この夜に帰るため)だし。

せっかくなので乗りますか。

「オーケー」
わたしがそう言って30ドルを渡すとさっとそれを手にしたおじさんはこう言った。
「今は乾期なので、大きな船では水上村まで行けない。途中から村人がこぐ小さなボートに有料で乗らないとダメだ」
なに、それ。お金払ってから言うこと?
「じゃあ、それはいくらなの?」と聞くと、村人の船だから自分にはわからないととぼける。
ひどいね、詐欺ですね。

こうなってきたらどんな手口で観光客からお金を取ろうとするのか逆に興味がわいてきました。
韓国人の学生グループたちがきゃあきゃあ盛り上がっている横をすり抜けてボートに乗り込みます。

2時間、30ドルのクルーズの開始ですよ。
by naoko_terada | 2016-06-25 23:13 | トラベル | Trackback | Comments(0)
バリ島 久しぶりのクタ滞在で思うこと
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バリ島に来ています。

到着が遅めだったこともあり、最初の滞在は久しぶりのクタ。
ビーチ沿いにはデザイン系のしゃれたホテルが増え、新しい大型ショッピングモールもできるなど、開発は進んでいます。
かつて、「ヤシの木以上高い建物は建ててはいけない」という不文律がバリ島にはありましたが、これもゆるやかになかったことになりつつあります。

とはいえ、路地に入ればシャリンシャリンと鈴の音を響かせてドッカル(馬車)が走り、小売店がぎっしりとクタらしい風情も残っています。
路地を走るバイクの音がなぜか心地よく思えるのもバリ島らしい。

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そんなクタで久しぶりにこちらを訪れました。2002年、観光客を中心に202名が犠牲になったボム(テロ爆発事件)現場に建てられた慰霊碑です。場所はクタのメインストリート、レギャン通り。
完成時はまぶしいほど真っ白でしたが、14年の歳月を経て風化したように見えます。知らずに通り過ぎる観光客も多いでしょう。

当時からバリ島のガイドブックを作っていた私は今でもあの時のバリ島の哀しみを思い出します。

事件から約2ヶ月後、現地のホテルの招へいで視察に入りましたが、現場はいまだ焦げ臭く生々しい傷跡を残し、そして周囲の店はすべて閉まり、観光客はまったくいませんでした。

あの当時、バリ島のホテルの動きは迅速でした。
主要ホテルのGMが中心となり、すぐに日本の観光メディア、旅ライター向けの視察ツアーを立ち上げたのです。
「ページ数の確約も、内容もまったく気にしません。とにかく今のバリ島を見て、その思いを記事にしてください」と。

また、バリ島のホテル全体の安全性が確信できなければ観光客は戻ってこない、という認識からホテル間の情報共有を行う組織が発足。その中心となったのもインターナショナルなホテルチェーンのGMたちでした。彼らは人的・経費的に危機管理能力の薄い地元ホテルへの啓もう、情報提供を惜しみなく行いました。あのときのGM、ホテリエたちに、「人を安全に守る場所」としてのホテルの意義を強く感じたものでした。

彼らの行動の背景にはバリ島という稀有な場所の存在もあったように思います。

バリ島にはバンジャールと呼ばれる相互扶助システムが古くから続いています。日本でいうところの「結(ゆい)」のようなものですね。困っているときは互いに助け合うという意識がとても強くあります。2012年、バリ島の棚田などの景観が世界遺産に登録されましたが、バンジャールのひとつである水田を維持するための互助制度「スバック」の文化的価値が認められてのことでした。

さらに、バリ人の概念に「Tri Hita Karana(トリ・ヒタ・カラナ)」といものがあります。

これは「神・自然・人」がそれぞれ調和しあい世界を構築ししているという考えで、それゆえにテロ行為により怒りや憎しみ、哀しみでバランスを失ったバリ島の秩序を保つために、ホテル関係者が思いを共有し、助け合ったことは自然な行為だったのかもしれません。

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慰霊碑には202名全員の名前が刻まれています。

爆破で、わたしたちのガイドブックで紹介予定だった店も犠牲にあいました。
ちょうど色校時というタイミングでの事件。笑顔のバリニーズのスタッフの写真が載った校正紙を前に、涙しながら差し替えの指示を出したことは決して忘れることができません。

そんなさまざまな当時の記憶が、開発が進み、にぎわうクタの喧騒の中で呼び起されました。


フロリダでの銃乱射、シリア、トルコなど世界各地でテロ行為が続いています。

あれから14年、私たちは何を学んできたのでしょうか。
by naoko_terada | 2016-06-13 17:43 | トラベル | Trackback | Comments(0)





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