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カテゴリ:東北応援!( 40 )
Only in Japanで青森空港ホワイトインパルスを紹介!





友人のジョン・ドーブさんが青森空港の名物といえるホワイトインパルスの取材をしてくれました。
彼が公開しているOnly in Japanです。

動画は英語ですがわかりやすいですし、なによりもホワイトインパルスのダイナミックな映像がかっこよすぎ。また、朴訥と語るチームのみなさん、降雪の中、飛び立つ飛行機に頭を下げ、手をふる現場スタッフのみなさんの仕事への真摯さが伝わってきます。

私も同じように取材をさせていただいたことがあり、そのときの記事がこちら→青森空港の「日本一」 ホワイトインパルス、出動!

青森県は全国でも有数の豪雪県。その中で青森空港は降雪のためフライトキャンセルをしたことが一度もありません。それを支えているのがホワイトインパルスなのです。取材をしたときの感動と巨大な35台のマシーンが40分で滑走路を除雪していくかっこよさにしびれてしまいました。今回、ジョンさんもそれをたっぷりと体験した取材となったようです。

雪の青森へ飛行機で。
「欠航したらいやだな」と思わないで、ぜひ一度、飛んでみてください。
そして、目の前でホワイトインパルスの実力をたっぷりと体感してみてください。

あ、ついでにホワイトインパルスカレーチャレンジも。
by naoko_terada | 2017-03-08 22:43 | 東北応援! | Trackback | Comments(0)
気仙沼便り スピンオフ JTB 東北ふるさと課(化)地酒「蒼天伝」海中貯蔵と引き上げの旅 2015
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2014年8月から2015年3月まで。
ウェブマガジンのオウプナーズで東北復興の短期連載を行っていました。タイトルは「気仙沼便り」

1回目 8月「合言葉は“海と生きる”」
2回目 9月「新しいふるさとを作る」
3回目 10月「民宿つなかんとの出合い」
4回目 11月「漁師を支える気仙沼のシンボル」
5回目 12月「最新マグロはえ縄漁船・第十八昭福丸に乗る」
6回目 1月「気仙沼・漁業組合直営レストランでマグロ尽くし」
7回目 2月「伝説の大船頭・前川渡さんと俳優・渡辺謙さんの対談を聞く」
8回目 3月「桜を待ち、次の再会を心に別れを告げる」


このときに参加したのが、JTB東北ふるさと課(化)が行った1泊2日のツアーでした。
東北ふるさと課(化)は、一過性の復興応援ではなく継続性ある観光のしくみを造成したいという思いから、毎年、参加者のみなさんが故郷に戻るように東北を訪問できるツアーを考えています。

そして、昨年11月。その第8弾として催行されたのが「地酒(蒼天伝)海中貯蔵と貯蔵酒引き上げの旅」でした。このツアーのメインは気仙沼を代表する酒造会社「男山本店」の自慢のお酒、蒼天伝のしぼりたてを海中に貯蔵するというもの。そして、1年前に貯蔵したお酒を同時に引き上げて、それを味わうというなんともシアワセな内容でした。
これはそのときのレポートで、連載「気仙沼便り」のスピンオフでもあります。



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朝、東京駅から東北新幹線で一ノ関まで。
今回は昔からのおともだちOちゃんと、Aちゃんも一緒。ツアーの催行人数が足りないとヘルプコールをしたら、「食べるのも呑むのも遊ぶのも東北も大好きです。断る理由がありません!」と快諾。さすがです!ありがたい。

ということで早朝から新幹線内で乾杯!

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一ノ関でツアー参加のみなさんと合流。8回目となるこのツアーの立役者であるJTBコーポレートセールスのご担当者Kさんが笑顔で出迎えます。

一ノ関駅から気仙沼まではバスで1時間ちょっと。のどかな風景が続いた後、気仙沼市街へ。さらに気仙沼港に近くなると震災後のかさあげ工事や、復興の焦点のひとつである防潮堤が見えてきました。2014年に来たときにはまだ防潮堤はありませんでした。しばし、車内が静かになる。
途中、車内では震災で亡くなったご友人の意志を継ぎ、気仙沼にバレエ教室「気仙沼バレエソサエティ」を開いた高橋知子さんが同乗。教室復活のお話しと当日のことなどをお話ししてくださいました。

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最初の訪問先からすでにメインイベントです。港の目の前で創業する「男山本店」は気仙沼が誇る蔵元。実はここにも被災後のドラマがありました。詳細はyahoo!JAPANのコチラで。

菅原社長みずから蔵内を案内、醸造過程を見せてくれます。そして、もうしぼるだけという新酒をその場で試飲。シュワシュワ感も落ち着き、ホント、あとは瓶詰するのを待つばかりの生まれたて。

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その後、蔵内でこの日、海中に沈める新酒の「蒼天伝」とご対面。ツアー参加者にはひとり1本のマイボトルが含まれています。これを海に沈め、1年後にひきあげます。そのときのために1年後の自分にメッセージ。

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再びバスに乗り込み、今度は唐桑へ。ランチタイムです。うかがったのは、このツアーではおなじみ。私も2014年のツアー参加事にお世話になった漁師民宿つなかん。切り盛りする一代さんも変わらない明るさで「おかえり~」と出迎えてくれます。これが、毎年参加するツアー客にはたまらなく、ほっとする瞬間です。ツアーが「ふるさと」にこだわる意義がここにあります。

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テーブルにはどーんと気仙沼の旬の味覚が。牡蠣の養殖が本業のつなかんです。ぷっくりみごとな気仙沼産の牡蠣が登場です。すかさず参加者から、「生ビールください!」「こっちは日本酒で!」と手があがります。ツアー参加者のみなさんはここで楽しく食べて飲むことが地元のみなさんのためだということをわかっています。もちろんムリではありません。冷たいビールと熱々の鍋を囲むシアワセが誰かのためになれば嬉しい。そう、思っているだけです。

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おなかもいっぱいでこのまま昼寝でもしたいところですが、ミッションです。あいにくの雨の中、ビニールガッパを着込んで乗り込むのはつなかんのご主人が操業する漁船。いよいよ、メインイベント。貯蔵酒のひきあげと新酒の貯蔵です。さきほどのメッセージをつけ、1年の水中貯蔵に耐えるようしっかりと密封された蒼天伝たち。うわー。

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唐桑の湾内にあるつなかんの牡蠣の養殖棚をお借りしての海中貯蔵。まずは昨年の貯蔵酒をひきあげます。びっしりと海藻や貝類がこびりついたロープをたぐっていくと。
出てきました。これが昨年の蒼天伝。1年を海中で静かに眠り熟成を遂げています。おかえりー。
そして、今回のマイボトルをゆっくりと沈めていきます。来年、引き上げにくるからね。

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雨の中、寒かったけれど期待感もありみんな興奮きみ。さらに、それに拍車をかけたのが帰路のカモメへの餌付け。エサはかっぱえびせん!これが想像以上に迫力あって大興奮。しっかりエサ用のかっぱえびせんを自腹で買って用意していたのは添乗役のKさん。さすがJTBのおもてなしです。

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陸に戻ると、つなかんの作業場で一代さんの指導のもと牡蠣むき体験。これがなかなか難しい。一代さんの、「ちゃんとやらないと牡蠣がかわいそう」の言葉に牡蠣への愛情と真剣さが見え隠れします。ちょっとでも牡蠣に傷がつけば売り物にならない。私たちが手にしたおおぶりの牡蠣を育てるのに2~3年の時間がかかります。自分たちが暮らしていけるのも一個一個の牡蠣のおかげ。それゆえに大切な存在だということを教えてくれます。

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ちょっと傷がついてしまったけれど、自分が殻をむいた牡蠣を熱湯にさっとくぐらせて口に含みます。
「おいし~い」と思わず声をあげると、一代さんが、「うまいでしょー。これが唐桑の牡蠣だよー」と満面の笑顔。この笑顔が見たくて、また来年も来ようと思いました。マイボトルも待っているしね。

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夕刻、気仙沼港に戻り、気仙沼プラザホテルにチェックイン。ここは何度か利用したことがあります。港を望む温泉があり、これが実に体をあたためるい~いお湯なんです。海沿いに多い食塩泉でなめるとしょっぱい。これが体の芯を温め、そして湯冷めしない。船上での体験で冷え切った体がほわっとぬくもります。

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温泉入ってぬくぬくのわたしたち。再びダウンを着こんで外へ。気仙沼プラザホテルのすぐ横にあるK-portに向かいます。ここは俳優の渡辺謙さんが運営するカフェ。前回では謙さんと気仙沼マグロ漁船の大船頭・前川さんとの対談を拝見しました。
この夜は、もちろんお待ちかね。引き上げた蒼天伝を味わいます。菅原社長も作業着からジャケットに着替えて蒼天伝についてレクチャー。あわせて新酒も試飲して、味の違いを飲み比べします。楽しい~。
そして、社長から手渡されたのは「海中貯蔵認定カード」!星がひとつ付き、来年はこれを片手に引き上げるという仕組み。今から待ち遠しいです!

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翌朝は午後の出発まで自由行動。
ちょうど日曜で、この日は気仙沼観光コンベンション協会などが手がける「ちょいのぞき in 気仙沼 港のしごと場探検ツアー」が開催されていました。ということで個人的に自主参加。待ち合わせは新しくできたお買いものスポット「海の市」内にある気仙沼観光サービスセンター。宿泊した気仙沼プラザホテルの支配人や関係者も顔をそろえます。「海と生きる」を合言葉にする気仙沼。旬の海鮮を食べて買ってもらうだけではなく、そこにかかわる人の仕事にも触れてみてもらいたいというのが趣旨。いわゆるバックヤードツアーですね。特にこどもたちに見せたい、知ってほしい。これも震災後にゆるやかに始まってきたことで、直接観光には関係のない漁業関係者のみなさんの協力を取りながら進められてきています。

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まずは函屋さんへ。倉庫に入ってビックリ!魚の出荷に不可欠な発砲スチロールの山は高さ8メートル。それを迅速に必要な数だけバランスをとって一気にトラックに乗せる職人ワザに大感動。すごいー!かっこいい!
参加者も体験してみて、見た目以上に難しいことがわかりさらに感動。

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函屋の社長さんもスタッフのみなさんも一般の人にお話しをすることにはもちろん、慣れていません。それでもこうやって自分たちの仕事を知りたいと参加した人たちにどうやったら楽しく体験してくれるのか。朴訥な語りの中にその誠実さが感じられます。最後は発砲スチロールで保温されていたお茶のプレゼント。手渡してくれたそれは、いつにもましてわたしを温めてくれました。

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お次はさらに冷たい場所。氷屋さんです。
こちらも水揚げされた魚を保冷するのにかかせません。初めて見ました。ここで製造するのは重さ1個135キロの氷です。機械を使ってダイナミックに製氷。それをマイナス10℃の冷凍庫に保管。運搬機をあやつり一番高い場所の隅に氷をみごとに置く技術力に脱帽。

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最後は氷を自分たちで切る体験と、それを使ったかき氷がふるまわれました。レトロなかき氷機も自分たちで削る感覚を知ってもらいたいから。お金になるわけではない見学ツアーにこころよく協力するのは、気仙沼を知ってもらいたい通ってもらいたいという思いがあるからでしょう。

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お昼になり、ちょいのぞきin気仙沼ツアーのひとつで、地魚寿司ランチを味わいに地元で人気の大政寿司へ。こちらも震災で店が流され、今は別の場所に移転して店を続けています。このときは11月。メカジキ、ドンコなど旬のネタが登場。ここでもお酒はマスト。大政オリジナルの冷酒を追加注文します。

大政寿司の大将は、震災後、店を流された有志の寿司屋による「流され寿司握り屋衆」の中心として全国をまわり、寿司をにぎってきました。その大将みずからが語る震災時のこと、そのあとの生活などをうかがいます。

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お昼を頂戴した後、バスに乗り込む前に愛犬と一緒に写真を撮らせていただきました。このコも大将が命がけで津波から連れ出したとのこと。大切な家族です。

この、「港のしごと場探検ツアー ちょいのぞきin気仙沼」は不定期に開催されています。このときは函屋、氷屋探検がそれぞれ参加料が1000円、地魚寿司はにぎりが味わえて3000円。観光客はもちろん、地元の家族連れの参加も見かけました。少しずつ広まって産業体験ツアーとして定着するといいな、と思いました。


旅行会社、酒蔵、牡蠣養殖漁師、漁業関係者。すべてのみなさんの協力があり、海中貯蔵ツアーが毎年成立します。参加人数は正直、少なく毎回、催行ぎりぎりという状況です。それでも続けたい、という思いを持つ関係者がいて、参加して楽しかったから来年も来ます!というリピーターさんたちがいる。

今、このときも私のボトルがあの海で静かに眠っていると思うと感慨深い思いがあります。そして、それが気仙沼と、さらには唐桑の風景やお世話になった人たちの顔を思い浮かべるきっかけを与えてくれます。

今年も新酒が出る季節には引きあげツアーが開催される予定です。もちろん、わたしも参加するつもり。
もし、ご興味があればぜひ、ご一緒に行きませんか?ちょびっとなら引き上げたわたしのお酒も飲ませてあげますので。笑

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帰りのバスからは建設中の災害公営住宅が見えました。街は少しずつ変わっていきます。それを感じるためにもまた、訪れようと思います。
そして、みなさんも心のふるさとに出会いにぜひ。

お待ちします。

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by naoko_terada | 2016-03-11 15:00 | 東北応援! | Trackback | Comments(0)
オウプナーズ連載 気仙沼便り最終回 3月「桜を待ち、次の再会を心に別れを告げる」


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昨年8月からスタートした連載、「気仙沼便り」。
その最終章を本日、公開しました。
連載|気仙沼便り|3月「桜を待ち、次の再会を心に別れを告げる」

これまでの回もリンクします。

2014年8月 「合言葉は“海と生きる”」

2014年9月 「新しいふるさとを作る」

2014年10月 「民宿つなかんとの出合い」

2014年11月 「漁師を支える気仙沼のシンボル」

2014年12月 「最新マグロはえ縄漁船・第十八昭福丸に乗る」

2015年1月 「気仙沼・漁業組合直営レストランでマグロ尽くし」

2015年2月 「伝説の大船頭・前川渡さんと俳優・渡辺謙さんの対談を聞く」


このツアーに参加したのが昨年の4月。
一年がめぐり、そして4年前の今日を迎えました。

オウプナーズの担当編集者・T嬢と、「毎回11日に公開していこう」。
そう決めて、毎月、旅の記憶をたどりながらつづってきました。

最初はここまで長い読み物にするつもりはありませんでした。でも、担当のT嬢が「これは連載としてじっくり取り組みたいです。できれば来年の3月まで」。そう言ってくれたことで構想が浮かんできました。

実際、書き始めると、すべての体験、聞こえてきた言葉をこぼすことなく、少しでも気仙沼のみなさんの役にたてるかもしれないことは注ぎ込みたい、そう思いながら何度も何度も誰も傷つけることのない表現だろうか、これでいいだろうかと考えながら書いてきました。あまり感情移入をし過ぎると読者がひいてしまうことも考慮しつつ、一番最良な記事になることだけに気持ちを集中させてきました。

正直、難しかったです。
プロとして冷静に連載を続けていかなければならない反面、写真を見ているとあのときの感情があふれでてくることも。だから、ゆっくりと少しずつ、つづってきました。いつも公開直前に送ることになってしまった原稿のあがりを辛抱強く待ってくれたT嬢には感謝するばかりです。

連載は今回で終了ですが、これは始まりの章でもあります。
これはわたしがたどった気仙沼での旅の記憶です。今度はみなさんが、気仙沼をはじめ東北へと旅をして、ご自身の旅のストーリーを作ってもらいたいと思います。

わたしもまた、新しい出会いを求めて東北を再訪するつもりです。
まずは桜を追いかけて北上しましょうか。
春はもうすぐ。
そこまでやってきているはずだから。

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by naoko_terada | 2015-03-11 21:54 | 東北応援! | Trackback | Comments(0)
気仙沼ツアー・スピンオフ記事、鋭意制作中です!


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福島でのジミー・チュウ氏との再会後は、以前、ちょこっとブログ内でお知らせした気仙沼のツアーに参加するため一ノ関へ。

ここから、気仙沼ツアーの様子をお伝えするのですが、
いろいろ考えた末、きちんと編集をし、より多くの方に見てもらうことが何よりもいいと考え、当ブログからのスピンオフとして別のサイトで掲載をさせていただくことになりました。

ということで現在、鋭意制作中。
できましたら、こちらでもご報告しますね。

おたのしみに!
by naoko_terada | 2014-07-17 13:06 | 東北応援! | Trackback | Comments(0)
気仙沼、そして福島・相双地区をたずねて

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大変、ご無沙汰してます。
仕事のボリュームがほぼリミッターに達してしまい、ブログを更新できませんでした。

その中で、4月下旬に気仙沼へ。
JTBの「東北ふるさと課(化)」のツアーに参加。
マグロ遠洋漁業船に乗せてもらうという貴重な体験と、気仙沼でも尊敬されるベテラン漁労長(船頭)さんと、気仙沼応援のためK-portというカフェを運営されている俳優・渡辺謙さんとの対談などユニークな内容を体験してきました。

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また、5月の頭には福島交通とNPO団体Bridge for Fukushimaによる「かけはしツアー」と名付けられた福島・相双地区視察ツアーに参加。
相双地区(相馬市・南相馬市・新地町)という原発と放射能の被害にいまも苦しんでいる地域を初めて訪れました。

いずれの体験もブログなどで書こうと思っているのですが、
思うように進みません。
伝えたいことはあふれるほどにある中で、どのような内容にすればいいのか。また、地元で暮らす人たちを傷つけることのないような表現、写真などを一つずつ選んでつむいでいく作業も必要です。
見てきたものをより効果的に被災地のためになるよう、ひとりでも多くの人に知ってもらうこと。わたしの体験記を読んで共感してもらい、東北に旅行へ行っていただき、生産品をお買い上げいただきたい。

そんなことを頭の中でぐるぐる考えています。

通常の仕事をこなしつつ、少しずつ整理をして文章へとまとめながら、
出会ったみなさんの笑顔を思い出しています。
by naoko_terada | 2014-05-17 17:33 | 東北応援! | Trackback | Comments(0)
青森空港の「日本一」 ホワイトインパルス、出動!
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早朝の羽田から、降雪のため引き返すかもという「条件付き」でめざすは青森空港
猪苗代湖の上を通り、湯沢あたりまでは雲はあるもののそれなりに好天。

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それが降下直前になり、雲の厚みと質感が異なってきました。
ゆっくりと下降しながら雲の中に入り、しばしホワイトアウト状態で、

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到着した青森空港は、真冬の雪景色が待ち受けていました。

しかし、わたしはというとニッコリ笑顔。
この天候であればミッション遂行できそうです。

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はい、今回のミッションがこちら。
青森空港が誇る、除雪車輌隊「ホワイトインパルス」です!
日本一、降雪量の多い青森のゲートウェイを保守する頼りになるチーム。
彼らの活動を見るため、あえて飛行機を選んだのでした。

※空港公式ムービーは→ コチラ
 ※音が出ます

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まずは県の担当者Kさんと待ち合わせをして、空港事務局にごあいさつ。
会議室で空港の概要をうかがっていると・・・。

担当者の携帯に連絡が。

「あ、ホワイトインパルス、出動するそうです!」

バタバタと準備をして空港施設の外に。
雪の降る中、すでに車輌が続々と滑走路に出ていきます。
うう、カッコイイ。

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特別に許可をいただき、空港の車に同乗してホワイトインパルスを追いかけます。
目の前を走る車は司令塔となる「路面摩擦係数測定車」。
編成チームの動きを統括し、かつ離着陸に必要な摩擦係数をチェックしてまわります。

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ホワイトインパルスの動きはこうです。

およそ30mの滑走路の半分を編隊を組んで除雪していきます。
トップはスノープラウと呼ばれる車輌。
パワフルにグッと雪を受け止めておし進めていきます。

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そのあとに続くのがスノースイーパ。
スノープラウが除雪した後を名前のとおり掃除していきます。

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そしてこんなタイプも。
これはプラウ付きスイーパー。

最後に滑走路脇に集まった雪をロータリーがさらに外に巻き上げていきます。
これを何度もくりかえして除雪していきます。

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とはいえ、すべて車輌でできるわけではありません。
灯火周辺はスタッフが人力で雪を掻きだしていきます。
ごくろうさまです。

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それにしてもすごいスピードです。

滑走路の長さは3000メートル。
55万㎡の広さがありますが、これは東京ドーム12個に相当。
ホワイトインパルスはそれを40分で除雪。
そのスピードは日本一。

青森は北海道よりも降雪の多い、こちらも全国一のレベル。
ここ数年は記録的な雪の量でしたが、ホワイトインパルスの活動で過酷な環境でも欠航率の低さを堅持しています。

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青森の雪は湿度があり重いそうで、一台で進めないときはこんな二台でのコンビネーションも。
すごいなぁ。

今年2014年7月1日からは現行のJAL、FDAに加えて全日空の伊丹~青森路線が運航決定。

雪深い青森も少しずつ春の気配。
これからはホワイトインパルスの出番も少なくなっていきそうです。
最近は出動前に空港内で一般の方のためにアナウンスを流しているそう。
もし、青森空港にいらっしゃったらぜひ、彼らの活動をチェックしてみてください。

パワフルでかっこいい、雪国・青森のライフラインを守るヒーローです。

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by naoko_terada | 2014-03-13 22:56 | 東北応援! | Trackback | Comments(0)
東北観光応援します!!~東日本大震災から3年~シンポジウム
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先日の仙台での開催に続き、本日、東京で開催されたのが、
「東北観光応援します!!~東日本大震災から3年~シンポジウム」

私は後半の「新しい東北観光のカタチ」のパネルディスカッションから拝聴させていただきました。

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前半最後、全国都道府県2000名の大学生を被災地に連れていくプロジェクト「きっかけバス47」の活動報告を少しだけ聞くことができました。
彼らは現在、JALの東北応援プロジェクト「SKY BATON」とも連動して活動をしています。

パネルディスカッションでは、東北復興新聞を発行する本間勇輝氏をモデレーターに、気仙沼で水産加工業を営みながら観光復興に尽力する斉吉商店の斉藤和枝さん、NPO法人 十和田奥入瀬郷づくり大学の事務局長の生出隆雄氏、さらに東日本旅客鉄道から高橋敦司氏、JTBから平野利晃氏の計5名による意見交換が行われました。

課題は「食」と「人」
東北の観光に欠かせない二つのキーワードから、新しい観光素材の可能性を探ります。

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斉吉商店が現在、行っているのが「ばっばの台所」
津波で工場と自宅を兼ねた本社が全壊した斉吉商店ですが、再起をしながら気仙沼を訪れた方々との交流の場となるスペースとして「ばっばの台所」を運営。
新鮮な地元の食材を使った食事が味わえるだけでなくワークショップなども行っています。

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最近は新鮮な魚を水揚げする漁師たちの存在のかっこよさにほれ込み、彼らを巻き込んでの観光イベントやツアーも立ち上げています。
写真は4月19、20日の1泊2日の「遠洋マグロ船 乗船体験の旅」のもの。

通常、漁船には船魂(ふなだま)さまという女性の神さまがおられるので、女性が乗ることは厳禁。
でも、今回は新造船で船魂をお迎えする前なので女性の参加もOK!

斉藤さんのお話しでは、最初は「いいよ、そんなの」とまったく受けいれてくれなかった漁師さんたちが、斉藤さんたちの熱心さと、ずっと続けてきたという「出船おくり」などの心のこもったもてなしを受けてきたことで気持ちが変わったとのこと。

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東日本旅客鉄道の高橋さんは、
震災時から東北新幹線の復旧までを語りつつ、鉄道事業の地域における役割りにまで言及。
食については、「東北には美味しいものがたくさんあるが、すべて素材のまま。もう少し手をかけた上質な食体験を」とコメント。
私も先日、試乗してきた、走る美食列車TOHOKU EMOTIONはその試金石となり、今まで東北に目を向けなかった女性層に支持され、今年9月までの販売は完売と大好評。

感動したのは、TOHOKU EMOTIONが運航する週末、
列車沿線に暮らす人たちが自発的に、列車が通る時刻に浜に立ち、大きく手や大漁旗を振って乗客をおもてなししているということ。
鉄道がつなぐ出会いですね。


今までの団体向けの観光は旅行会社、旅館、土産物といったクローズドな環境でした。
それが、今はこのように水産加工会社、漁師、地元の人など、観光とは無縁のみなさんたちがもてなす側の主人公となる体験、プロジェクトが増えはじめました。


「誰かに来てもらえてうれしい」

地元の人たちがそう思うようになることが大切。

そのためには旗振りをする人間が必要で、あきらめることなく何回も何回もアプローチして、まわりの人間を巻き込んでいく。それが重要であるとパネリストのみなさんはおっしゃいます。


そして、地域を巻き込むことで、子供たちも土地に対しての誇りと愛情をより持つことになり、数十年後の東北を担う大人に成長していってほしい。

それが、今日、会場にいた多くの人たちの願いです。

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会場にはパネルに書かれたリンゴの木があり、来場者がメッセージを書いて貼りつけるようになっていました。

支援ではなく、観光で。
一度、訪れて地元のみなさんとふれあい、
「また、帰ってきたよ!」と再び、
何度でも通いたい場所。



東北は日本のふるさとです。
by naoko_terada | 2014-03-09 21:44 | 東北応援! | Trackback | Comments(0)
2013年マイベスト旅館!勝手に旅館遺産認定!青森・八戸 新むつ旅館
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今年もいろいろなお宿にうかがいました。
どこも魅力にあふれ、ゲストに心地よい滞在と楽しい思い出を作って帰ってもらうため一生懸命がんばるご主人たちがいる。
かけがえのない日本の財産です。

その中で今年、最も印象に残ったのがこちら。
青森県・八戸市にある新むつ旅館です。
東北初のダイニングトレイン、TOHOKU EMOTIONに乗車するのに伴い、八戸で一泊した際に選びました。
普通の住宅街を歩いていると、まるでタイムスリップしたかのようにそこだけ異空間があらわれます。
近所のニャンコが玄関番でお出迎え。

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明治31(1898)年創業。
前身は「新陸奥楼」という遊郭です。
建物は登録有形文化財に指定され、現役の旅館としての存在は珍しいそう。

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玄関を入るとこんな感じ。
いい感じに鄙びています。
たまらないです。

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二階が座敷です。
かつてはここで華やかな宴会が毎夜、行われていたのかと思うと感慨深いです。
ちなみにこの日の宿泊はわたしだけ。
本当は断ろうかと思ったけど、夜に宴会があるのでごはん作るの一緒だしね、だからお客さん受けたのよ。と快活に笑う女将さん。
ラッキー。
数日前に電話で、「東京から女ひとりでの宿泊なのですが大丈夫ですか?」とたずねたときもこの女将さんでした。
「ああ、はいはい大丈夫ですよー」
そう、屈託なく答えてくれた応対がとても気持ちのいいものだったので、来る前からここはきっといい宿だと勝手に思っていました。で、やっぱり正解。

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大広間には今日の宴会の席が設けられていました。

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貸座敷というのですね。
当時の誘客名簿が広間に並べられています。
中身がすごいです。いつ、いくらというのはわかるのですが、人相、年齢、着ていた着物まで詳細に記録されています。
夜から翌日の午前中までというのが多く、遊興費は壱円が多いです。
当時の一円は約4000円とか。
意外にお安いかも。
でも、このあたりだともうちょっと高い感じでしょうか。

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花街としての栄華を感じる写真も。
北国らしい色白の美人さんが多い。
顔立ちから見て10代ですね。もっと幼い子供たちの姿も。

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これが私のために用意された客室。
トイレ、お風呂はもちろんなしです。
釘隠しに鶴などの金物の意匠が施され、随所にある凝った造りにかつての羽振りのよさがうかがえます。

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夕食は厨房が見える居間のようなお食事スペースで。
もちろん、わたしひとり。
耳はまったく聞こえないけれどしゃきしゃきと働く90超えのおばあちゃんと女将さんが上で始まった宴会の料理を作っています。
わたしは瓶ビールをいただいて、料理をつまみに東奥日報を読みつつNHKニュースを。
ときおり女将さんと、「明日は雪かもしれないねぇ」などとおしゃべり。
外はしんと冷えてきたけれど、ストーブの暖と人のぬくもりで温かい。

これで1泊2食6825円。
観光客に人気の魚菜小売市場が近いので、そっちで朝食を食べるというと300円引いてくれます。

場所は八戸線「小中野駅」か、「陸奥湊駅」から徒歩10分ほど。
陸奥湊駅にはタクシーがいるのでそれを利用してもいいと思います。


勝手に旅館遺産に認定の、新むつ旅館。
TOHOKU EMOTIONとあわせて利用してみてもらいたい、愛すべき日本の宿です。
by naoko_terada | 2013-12-30 16:05 | 東北応援! | Trackback | Comments(0)
JR東日本TOHOKU EMOTION(東北エモーション)で八戸~久慈へ
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JR東日本は東北エリアへの旅行の活性化を通じて震災後の復興支援と地域の活性化に取り組んでいます。
その一環として運転を開始した新しいスタイルのダイニング列車がTOHOKU EMOTION。※音が出ます。
10月19日のスタートから大好評で満員御礼。急きょ、追加運転も決定し、それと共にメディア向けの臨時運行があり、お声がけいただきました。

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出発は八戸駅から。

八戸から久慈駅の片道はランチを、久慈から八戸への片道はデザートブッフェを車内でいただくことができるのがTOHOKU EMOTIONの特徴。往復利用すれば両方を味わうことができます。もちろん片道ずつでもいいんですよ。

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こちらが個室。

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こちらがオープンダイニング車輌。
メディア用の臨時便のため、記者さんやスーツ姿の関係者ばかりになってます。
男性比率、高すぎ。笑

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車内のインテリア、テーブルセッティングなどすべてTOHOKU EMOTIONのためのオリジナル。東北各地の伝統工芸をモチーフにした演出が施されています。
それもそのはず、プロジェクトメンバーがさすがの顔ぶれ。
※詳細はオフィシャルサイトでごらんください。※音が出ます。

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とにかくさまざまなサプライズがあるので、ここではサラリとご紹介。
まずは、ウェルカムドリンクから。
シャンパンではなく、東北らしくリンゴのスパークリングです。

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料理の監修は「アロマフレスカ」の原田慎次シェフ。
秋田・大館の曲げわっぱ、岩手・小久慈焼き、福島・会津塗りなどのうつわに入った料理は、東北の食材をふんだんに使ったもの。今後、3ヶ月ごとにメニューも変えていくようです。
ドリンクも料金に含まれていて、ソフトドリンクのほかにシードル、ビール、ワインなど。好きなだけいただけます。

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ライブキッチンスペースの車輌ではシェフが忙しそうに調理中。
スタッフはトレーニング中の人もいたりと、まだまだ慣れていない様子もありますが、明るくフレンドリーなサービスでもてなします。

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もちろん車窓からの眺めもお楽しみのひとつ。
八戸から種差海岸沿いを、ウミネコの繁殖地で知られる蕪島や鮫角灯台などを見ながら南下、およそ1時間40分で久慈駅に到着します。

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久慈といえば、「あまちゃん」の舞台。
片道だけならば、このあとゆっくりとドラマの舞台になった小袖海岸や、三陸鉄道などロケ地見学もいいでしょう。往復される場合は、約1時間のフリータイムがあるので、近くの「道の駅」に行かれる方が多いようです。私たちはタクシーでダッシュで小袖海岸へ。今でも一日、200~300人の観光客が大型バスで「あまちゃん」の舞台を見学に来るそうです。

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そして、午後、再び乗車。
すでにキッチンではデザートの準備が始まっています。

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これは、デザートブッフェのほんの一部。
もちろん、好きなだけ楽しめます。


大人気のTOHOKU EMOTION。
料金も、「東北の地元のみなさんにまず、楽しんでいただきたい」とのことでとても良心的に設定されていると思います。
大人気のため、来年1月と3月に追加運転も決定。発売日は2013年12月6日(金)14:00から。
また、来年4月以降の出発分の発売は1月下旬を予定。

これからの季節、雪景色もいいですし、春を待つのもいいでしょう。

ぜひ、TOHOKU EMOTIONでおいしい東北鉄道旅を満喫してください!
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by naoko_terada | 2013-12-03 03:22 | 東北応援! | Trackback | Comments(0)
祝 ピーチ 関空~仙台就航!桜を追って、仙台・宮城へ!⑥
4月中旬、すっかり暗くなった気仙沼駅でわたしを待っていてくれたのは、前々日、石巻で知り合ったTさんでした。

※知り合ったいきさつは、祝 ピーチ 関空~仙台就航!桜を追って、仙台・宮城へ!④をご参照ください。

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駅でわたしをピックアップしてくれたTさん、暗くなった港のまわりを寄り道したあと、連れていってくれたのが、そう、一昨日に話題になった気仙沼を代表する居酒屋「福よし」さん。目印は、砕ける波に向かい合った「鯛の鯛」の暖簾。
カッコイイ!

あ、「鯛の鯛」とは、鯛など硬骨魚に特有の骨の一部で、形が鯛に似ていることからこのように呼ばれています。江戸時代は「鯛中鯛(たいちゅうたい)」と呼ばれ、おめでたい鯛の中にある縁起ものとして喜ばれていたそうです。

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重厚さと温かみのある空間は、番屋のようにも見えます。4月の冷え込んだ気仙沼の夜気にあたった体を「いらっしゃい」の声が包み込みます。

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カウンターは立派な無垢の一枚板。
奥には岩手県・江差の岩谷堂箪笥がどっしりと構えています。

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まずは、こちら。
地元・気仙沼の「男山本店」の純米大吟醸。
「男山本店」も被災されましたが、いち早く再開し、気仙沼を盛り立てる蔵元です。

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最初に出てきたのがイカのわた焼き。
見た目はちょっと、ですが、わかる人にはわかる絶品の旨さ!クツクツと香ばしい匂いを漂わせながら出来上がるのを見守りつつ冷酒をチビリ。たまりません。。。

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次にこちら。
毛ガニ一杯ぶんをほぐしてカニみそであえたもの。お隣の卵焼きと共に、これも最高に美味しい。

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刺し盛りもみごとです!右手前は何だかわかりますか?
サメの心臓。気仙沼ならではの珍味です。


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こちらが、「福よし」のご主人。
胆力のあるいい顔をされていらっしゃいます。

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そしてこちらがTさん。
「ええ、写真、いいよ撮らないで」。
でも、パチリ。
ピンクリボンのバッチがナイス。
いい笑顔です。

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この夜のチョイスはすべてTさんとお店におまかせ。
わたしは「美味しいっ!!」と悶絶しつつ日本酒をいただくだけ。一番、楽しいお役目です。
Tさんは地元なので、もちろんご主人とも懇意。わたしを連れてきたいきさつを語りつつ一献。隣にいあわせた方との会話も始まり、カウンターはにぎやかで温かな雰囲気に。

ああ、いいなぁ。
お酒の酔いと人の情けに酔っていきます。


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ところで「福よし」を一躍、伝説の店にしたのが常連客から「日本一」と称される焼き物。
この夜は、みごとなホッケと吉次(キンキ)をチョイス。

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こちらが焼き場。
専任のスタッフがじっくりと「遠火・強火」という焼き魚のセオリーにそって完璧に焼き上げていきます。焼き具合によって、魚の位置を絶妙にずらしていくという丁寧さ。


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魚が焼きあがるのを待ちながら、もう1本。
今度も地元・気仙沼の蔵元「角星」の福宿り。

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しばし待つこと。ドカンとカウンターに置かれたのがみごとに焼きあがった吉次とホッケ。

ハフハフと、こんがりと炭火で焼かれた皮にはしを入れて、湯気をたてる白身を口に。
パリッというよりは「サックリ」と表現したい絶妙な皮の焼きめと、脂ののった白身の甘味と弾力。塩加減も文句なし。ホッケも今まで食べていたものとはまったく異なる肉厚の旨みにビックリ!
まさに、日本一の焼き魚です。

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あ、こんなのも出てきました!
気仙沼といえばカキです。おおぶりなカキの炭火串焼きなんてさすがに初めてです。ひとくちほうばると、ジュワッと潮の香りのする滋味が口いっぱいにあふれます。うわぁ、これはたまらない。泣きたくなるほど美味しいです。

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いやぁ、大変おいしくいただいた吉次さん。もうちょっとつつきたいところですが、「そのあたりで」と言われます。え、はしたないかしら?

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そんなわたしの前にゴトンと大きな丼ぶりいっぱいの透き通ったスープが。

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そうなんです。
先ほどの吉次の食べおわった骨をエイッとばかりにザブリとスープの中へ。
漁師の方が命がけで捕ってきた魚を余すことなくすべて食べてもらいたい、そんなご主人の心が見える演出です。そして、当然のごとく美味しい!炭火焼きの香ばしさが最後まで余韻を残す一級の味わいです。


震災当日、Tさんも被災されました。
会社も被害にあい、みなさん2週間、お風呂に入ることもできなかったと話してくれました。
その後はお仕事柄、被災された方のお世話に奔放されたそうです。

港近くにあった福よしもすべてを流されました。
その中で、「もう一度」と、港沿いに新たに店を再建。地元はもちろん、日本中の福よしファンを歓喜させました。新しい店はなるべく前と同じように。そして、より港の近くに。気仙沼港を見渡す場所で、日本一の魚、料理を出す心意気です。


この夜、Tさんは「客人だから」といってご馳走してくれました。
仙台の友人から福よしさんのことは推薦されていたので、この晩、間違いなくわたしはここに来たはずです。でも、それは一見のひとり客という存在でしかなかった。
石巻での出会いがなければ、Tさんに連れてきてもらうこともなく、こうやってご主人と飲み交わすこともなかったと思うと、人の縁の不思議さとありがたさをただただ、感じ入ります。


美味しい酒と料理。

そして何よりも気仙沼で背骨のある仕事、暮らしをされる人たちに囲まれた時間を過ごさせてもらったことが何よりのご馳走。


Tさん、福よしのご主人。
とても楽しい夜でした。心から感謝いたします。
また、うかがいますね。


ありがとうございました!

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by naoko_terada | 2013-07-07 23:31 | 東北応援! | Trackback | Comments(0)





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