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2008年 02月 17日 ( 1 )
ポストカードで、50年前にタイムスリップ
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何年前でしょうか。

取材で訪れたオーストリア・ザルツブルク。
ほんの数時間のフリータイムの際に、ふらりと立ち寄ったのが、
地元の人による小さなフリーマーケット。

そこで見つけたのが古いポストカード。
ファイルに収められたモノクロのそれは、とても強烈な存在感を放っていました。
一枚ごとに売られていたのですが、あきらかに持ち主はひとり。

キプロス、トバゴ、マルタ、バスク地方、
スイスやドイツ、イタリアのアルプス山岳地方・・・。

裏に残された手書きの年号は、およそ50年前のもの。
自分で写真を撮る代わりに旅の記録として持ち帰っていたように思えます。
ドイツの方のようですが、
その人がたどった旅の軌跡を、それぞれのポストカードが
みごとなほどに物語っていました。

ポストカードは全部で100数十枚。
売っていたのは学生のような若い男性。
私がファイルごと全部売ってくれるように頼むと、一瞬、驚いた表情に。
その後、少し考えてから
「いいけど、このファイルがザルツではあんまりないからなぁ。。。」

結局、ファイル代も含めてたぶん2万円ほどを払った記憶が
(ファイル代が高くついたのだと思います。笑)。

日本に持って帰り、さらに1枚、1枚をじっくりと眺めてみるといくつか発見が。
多くのポストカードにその当時の人々の姿が映りこんでいる。
拡大鏡で見てみると、ポーズを取っている人もいれば、まったく撮影に気がついていない風の人も多い。
50年後に日本にいる私が見るなどとは夢にも思わない彼らですが、
旅行に出かけている、あるいは写真に撮られるという「ハレ」の気分が写真からにじみ出ていて、胸を打ちます。

雑誌で旅の記事を書き、こうやってブログやデジカメで旅情報をつづっていますが、私たちのこの作業が50年後の誰かの心に響くものなのか。

そんなことをふと、考えてしまいます。

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ちなみに↑このポストカードは、ストラスブールにあるレストランを写したもの。
検索したら、ありました!
いまだ、現役で営業しているようです。
ノートルダム大聖堂のすぐ横ですね。
50年前とほとんど変わらずに残っています。
ちょっと感動。

旅というものは、本当に深く豊かなものだということを、


セピア色のポストカードが教えてくれます。
by naoko_terada | 2008-02-17 21:57 | トラベル | Trackback(1) | Comments(8)





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