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ぜひ、読んでほしい「イラク崩壊」


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この「イラク崩壊」は、「旅人」の視線を持ったジャーリストが書いたイラク戦争です。

9・11以後、2003年に始まったイラク戦争。
著者の吉岡一さんは、朝日新聞外報部特派員として2003年、
戦渦が進むバグダッドに駐在。
日々、混沌としていくイラクを、そしてそこに暮らす人々の生活を、共に体験。

「なぜ、アメリカはイラク戦争をはじめたのか?」

この最も素朴な疑問につきあたります。

本書はその答えを見つけるため、
イラク駐在時の体験を中心に、時系列に丁寧に事象をひろい、考察しています。

この本は、国内外の新聞や週刊誌、CNN、
軍事評論家、政治家たちの演説など、
今までわたしが読み、聞いてきたどんなジャーリズムやニュースよりも
イラク戦争で何が起こっていたのかを教えてくれました。

つまり、わかりやすい。

からまってしまった糸を少しずつ、ほどいていくように。
イラクで起こったことを多くの人に知ってもらい、理解してもらうため。
その努力を、吉岡さんは「旅人」の視点でわたしたちに教えてくれます。

つまり、冷徹なジャーナリズムではなく、
戦争によって平和な生活をうばわれた人々へのシンパシーと、
数多くの恐怖と絶望を彼らにもたらしたものへの怒り。

世界を旅しているとときおり感じる、不合理、理不尽さ。
それゆえに忘れがたい感動を与えてくれるのが、
一期一会の名も知らぬ人たちの優しさや理解。
吉岡さんの伝えるイラク戦争は、
旅をする人間であれば一度は感じる、「人」への想いが根底にあります。

実は吉岡さんとは、仕事をご一緒させていただいたことがあります。
「子供たちにも読んでもらえるような本にしたかった」
吉岡さんはそう話してくれました。
おだやかな雰囲気の彼は、イラクに駐在していたことも話してくれましたが、
これほど壮絶な現場を取材してきたことは本書を読んで知りました。

声高にものごとを語る人もいれば、
静かに伝え続ける人もいます。

吉岡さんは学生時代、世界中を旅した筋金入りのバックパッカー。
彼が書けば、きっとすばらしいイラクの観光ガイド本が生まれることでしょう。


早くその日が来ることを、わたしは心から願っています。
by naoko_terada | 2008-10-25 16:04 | その他 | Trackback | Comments(2)
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Commented by amamori120 at 2008-10-26 21:48
いつも読み逃げで、すんまへん <(_ _)>

面白そうな本。明日図書館で探してみようっと♪
Commented by alii cafe at 2008-10-29 17:45 x
探して、読んでみます。
私も、ここら辺の事は何だか、かんだか色んな事が頭ん中でこんがらがってて、結局は良く(と、言うか全く)分からないんです。

色んな方の視点から出された色んな本を読んでみても、やっぱり細い糸はこんぐらがったままなんです・・・。

私でも分かる、分かりやすい本を探してました。

じっくりと読んでみます。

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