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Being Connected - そして想いはさらに続く
この前のブログで紹介した保苅さんの訳書が届きました。

本と一緒に入っていたメッセージ。
これがとても心に響き、ぜひお伝えしたいと思い、
お姉さまの由紀さんからのご了承をいただき、ここに掲載させていただきます。



前略

初めまして、保苅実の母・桂子と申します。
この度は、息子の翻訳書2冊の「断裁」の知らせに心を痛めておりましたが、
皆様のお陰で多くの本が救われましたことを御礼申し上げます。

「生命の大地」は敬愛するデビー・ローズ氏の著書であり、彼が強く共感し多くの影響を受けたものです。自分の本を出すよりも先に日本で出版したいと、翻訳に2年近い年月を費やした、彼にとっては殊更愛着の深い本です。詩の訳には大変苦労したようですが、彼らしい透明感のある美しい文章を感じます。

彼は、新潟日報に15回連載しましたエッセイ「生命あふれる大地」(注・www.hokariminoru.orgに全編掲載)も、もし病を克服出来たなら闘病体験を加えて膨らませ、1冊の本にしたいと病床で語っていました。もしそれが実現していたなら、翻訳したローズ氏のこの著書と共に、彼の深い精神世界の理解に繋がると思われ、彼の早い死が悔やまれてなりません。

「一分一秒を大切に生きましょう」。彼の最後のメールにありましたように、後2ケ月の命と告げられたホスピス病院でも、彼は自分を修行僧と称し、「瞑想」と「学び」の日々を過ごしました。風の匂い、窓から見える月や雲や光、木々の緑、そして皆さんからの励ましのメールや手紙・・・。その全てに感動し、彼は生きる喜びを実感していました。
歩行が困難になっても「一つ失えば、又必ず一つ得る物があるからね」と、嘆くことなく、彼は痛みの中にさえ「生」の意義を見出していたように思います。本当に静かで暖かくユーモアに満ちた病室でした。

「アボリジニの人達と出会ったこの10年があるから、今死んでも悔いはない」と、9ケ月の闘病の間、彼は一度として泣き言や恨み言を口にすることなく、32年という人生に納得して逝きました。医師より「もう癌が胸まで広がっている」と告げられた最後の日の朝、彼の「凛」とした面を私は今も忘れることが出来ません。

そんな彼が残した本は全ていとおしく、一冊でも多く残してやりたいと願う私たち家族にとりまして、皆様のお気持ちは只々有難く何と御礼申し上げてよいか分かりません。
本当に有難うございます。
重ねて御礼申し上げます。

かしこ

by naoko_terada | 2006-01-28 04:40 | その他 | Trackback(1) | Comments(4)
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Tracked from そして、今日も空を見上げる at 2006-02-03 00:18
タイトル : 生命の繋がり
Being Connected - そして想いはさらに続く... more
Commented by zonnebloem at 2006-02-02 13:25 x
寺田さん、こんにちは。
昨日「ホワイトネイション」と「生命の大地」が私の手元にも届きました。
本を読みながら、寺田さんのブログ読んでいてよかった、そしてこの本と出会えてよかった、と思いました。
また追従になってしまい恐縮なのですが、私も保苅さんご夫妻からのメッセージをブログに載せさせて頂こうと思ってます。(そして今回こそトラックバックの仕方を覚えてこの記事とリンクできるようにしようと思います!笑)
それでは、またきます!
Commented by naoko_terada at 2006-02-02 16:42
zonnebloemサマ

そういっていただいてとても嬉しいです。
ありがとうございました。
ご両親、そしてお姉さまの保苅さんへの愛情の深さが文章から
あふれていますよね。

TB、わたしも最初は失敗してました。
がんばって!
期待してお待ちしますね。
Commented by zonnebloem at 2006-02-03 00:54 x
寺田さん、こんばんは。
お蔭様で、やっとトラックバックに成功しました!
(嬉しい・・・初めてできました。笑)
すみません、嬉しくてついご報告をしにきてしまいました。
また是非あそびにきてくださいね。
Commented by naoko_terada at 2006-02-04 17:53
zonnebloemサマ

おーっ!
おめでとうございます(パチパチ)。

では、遊びに行きますねー。
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