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1月末にフランスに行った際、パリで滞在したホテルをご紹介します。 名前はル・ロビネ・ドール。 10区、パリ東駅から徒歩5分ほどの3つ星ホテルです。 上の写真はレセプション。 英語を話すフレンドリーな女性スタッフがテキパキとチェックイン&アウトをこなします。 レセプションまわりには小さなテーブルとイスがあり、新聞を読んだり、隣接したレストランの一部として食事をすることもできます。 脇を抜けるとレストランの奥のテーブルとバー。 今回、滞在したのは103号。 日本でいう2階部分です。 ホテルは3階建てで全16室。 古い建物を利用したパリのホテルでよくあることですが、ここもエレベータがありません。チェックインした際は女性スタッフがせまい階段をのぼって私の部屋までスーツケースを持っていってくれましたが、重く大きな荷物がある際は低層階を選んだほうがいいかもしれません。 また、客室のロケーションを見ていただければおわかりかと思いますが、古い建物を利用しているので部屋ごとに間取りは異なります。 こちらが103号の客室内。 ひとりでの滞在なら問題なし。二人はちょっと狭いかなあ。 アンティークな家具がかわいい女性好みのテイスト。 wifiは無料。 クローゼット、というよりはクローゼットスペースはベッドのすぐ脇。 ハンガーが低めなので、着ていったトレンチコートがぎりぎりかけられる感じでした。 ベッドルームからバスルームをのぞいたところ。 バスタブなしのシャワーオンリーですが、パリには貴重な湯量たっぷりで、お湯にも瞬時になったのは感動。奥のドアがトイレ。 バスルームからベッドルームへの入口を見たところです。 左手にエスプレッソマシーンが。ちなみにミニバーや冷蔵庫はなし。 感心したのは、すみずみまで掃除が行き届いていたこと。 ミラーも水回りも部屋に戻ってくると、ピカピカに磨きあげられとても清々しい気持ちで滞在できました。 窓の外をのぞくと、こんなオブジェが! ル・ロビネ・ドールとはフランス語で「黄金の蛇口」。 実はここはもともと蛇口工場があったところ。その歴史を名前や、デザインでイメージしているというわけです。 向かいは学校。周辺は小さな雑貨屋やエスニックなレストラン、カフェなどが点在する下町ムード。映画『アメリ』に登場したサンマルタン運河も歩いてすぐです。 1階(地上階)にはレストランが。 ここにも蛇口や配水管のオブジェが飾られています。 初日、夜遅くにチェックインしたので、周辺を歩き回る気にもなれず。 レストランでおひとりディナー。 なんとなく、肉が食べたかったのでどこで注文してもはずれのないEntrecôte、つまりステーキをオーダー。 で、出てきたのがコチラ。 そびえる肉の層の厚いこと! 塩も効いて、おいしかったのですが、さすがに完食は無理。 このメイン一品に赤ワインのキャラフェとミネラルウォーターで27ユーロ。 こちらは同じレストランでの朝食。 単独でオーダーすると15ユーロとのこと。 夜の外観です。 右がレストランの入口で、ホテルのレセプションは左のブルーに輝いているドアの奥。 メインストリートから来たら、例の外にある大きな蛇口のオブジェを目印にするといいでしょう。 予約はホテルに直接オンラインで予約するか、英語&フランス語での予約に不安な方は、日本語で予約ができるシャトー&ホテル・コレクション経由もいいでしょう。 シャトー&ホテル・コレクションは、パリも含めフランス各地のプチホテル、古城ホテル、オーベルジュなどフランスならではの魅力を持ったホテルに特化した会員組織。 会長は、ミシュラン三ツ星シェフで知られるアラン・デュカス氏。 わたしもよく利用させていただいています。 ル・ロビネ・ドール。 パリ東駅、あるいはメトロのシャトー・ランドン駅から徒歩4、5分ほどですが、途中、フォブール・サンマルタン通りRue du Faubourg Saint Martinの一部に人通りが少ない場所があります。大きなスーツケースを持ったままや、ブランド品やショッピングした大きな紙袋などを抱えて歩かないほうがいいように感じました。 わたしはチェックイン&チェックアウト時はタクシーを利用。 とはいえ、普通に汚い恰好(笑)で歩く分には夜、9時前後でも特に怖くはありませんでした。 利用される際は、ぜひストリートビューで道順と周辺の雰囲気をチェックされるといいと思います。 パリはパラスホテルのような一生に一度の憧れの名門ホテルも数多くありますが、このル・ロビネ・ドールのような愛らしいプチホテルも星の数ほど。 選ぶ楽しみがあるのがパリのホテルですね。
by naoko_terada
| 2013-07-15 21:53
| ホテル&リゾート
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筆者のプロフィール
寺田直子(てらだなおこ)
トラベルジャーナリスト。旅歴30年。訪れた国は90ヶ国超え。女性誌、旅行サイト、新聞、週刊誌などで紀行文、旅情報などを執筆。独自の視点とトレンドを考えた斬新な切り口には定評あり。日本の観光活性化にも尽力。著書に「ホテルブランド物語」(角川書店)」、「泣くために旅に出よう」(実業之日本社)、「フランスの美しい村を歩く」(東海教育研究所)など。 問い合わせメール happytraveldays@aol.com インスタグラム Happy Travel Days 寺田直子 ツイッター ブログパーツ
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