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絶景のスカイツリービューで、 人気も上昇の愛すべき東京ホテルのひとつ、シャングリ・ラ ホテル 東京。 そのメインダイニングであり、華やかさでは、東京でもトップクラスのイタリアン、ピャチェーレで、7月30日~8月5日限定の、イタリア・ミシュラン1つ星のシェフ、マルコ・スタービレ氏と、ピャチェーレの料理長であるパオロ・ペロシ氏とのコラボレーションイベントがスタート。 ひと足、お先にそのお披露目にうかがいました。 マルコ・スタービレ氏は、フィレンツェの「オーラ・ダリア Ora d'Aria」のオーナーシェフで、ミシュラン1つ星を獲得するほか、イタリアのリストランテ格付けガイド本「ガンベロ・ロッソ」でも80点以上の高得点を与えられたスターシェフ。イタリアの風土、伝統の味を忠実に守りながら、新しいひねりを加えた「ネオ・イタリアン」に昇華。今回は、日本初来日です(なんと、昨日、到着したそう!)。 また、ピャチェーレの料理長パオロ・ペロシ氏は、オーラ・ダリアの1年いた経験があり、スタービレ氏は先輩にあたるシェフ。師弟関係にある二人のシェフが、東京のホテルを舞台に初競演となります。 シャングリ・ラは、シャンデリアが有名。 東京も、50以上のシャンデリアがロビー、ダイニング、フロアなどに配されています。 そのうちの20個のシャンデリアは、東京のための特注。 東京をイメージしたイチョウがモチーフのものもあります。 もちろん、ピャチェーレにもエレガントなシャンデリアの数々が。 艶っぽいアンバーな輝きを放ち、ゲストを出迎えます。 ディナーは、まずは厳選されたスプマンテからスタート。 カデルボスコ社のフランチャコルタ・キュヴェ・プレステージNV。 キリリとした味わいが、夏の夜の宴にふさわしい。 アミューズはパンプキンスープ。 カルダモンが入り、ちょっとエキゾチックな大人の味。 次は北海道産帆立貝のポワレ マスクメロンとオレンジのサラダ仕立て。 帆立の上には、火を入れたプロシュート。 熟したマンゴーと一緒に。 海と大地の幸が競演です。 これが、おもしろかったです。 フィレンツェ風フォアグラのソテー 林檎のキャラメリゼ ジンジャーとリコリスの香り。 ダークチョコレートをまとったフォアグラのビターな味わいと、酸味と甘みのあるキャラメリゼされた林檎。 それぞれを味わってもいいし、両方を一緒に味わえば奥行のある風味に。 「このひと皿で、ワイン1本、空けられますね~」 とお隣の料理雑誌の編集女子と意見が一致(笑)。 シェフがおじいちゃんから教わったという、 仔鳩のトルテリーニ カリフラワーのクリームと洋ナシのロースト。 真ん中にあるのは仔鳩の胸肉。 香ばしく、シャッキリした洋ナシのキューブと一緒にいただくテクスチャアがおもしろい。 鳩の肉を詰めたトルテリーニは、優しい味のカリフラワーのピュレと一緒にいただきます。 ここで、赤ワインが登場。 ですが、それにあわせるのは魚。 タラと黒いバター レジェッロ産ヒヨコ豆のクリーム カルダモンの香り。 トスカーナでは塩タラ(バッカラ)の料理はとてもポピュラー。 上手に塩抜きがされ、香ばしくグリルしたタラにヒヨコ豆のピュレが絶妙なマッチング。 以上は、ゲストシェフであるマルコ・スタービレ氏のメニュー。 最後は、ピャチェーレの料理長パオロ氏のひと皿。 鹿児島県産牛フィレ肉のロースト ズッキーニ添え。 下には緑も鮮やかなジェノヴェーゼのペストが敷き詰められています。 ドルチェは、これもスタービレ氏がマンマから伝授されたという、 チェリーとイタリアンメレンゲのトルタ 香草風味のカスタードクリーム。 香草は、これもトスカーナの料理によく使われるセージを、あえてデザートに起用。 ふんわり柔らかいのがイタリアンメレンゲの特徴。 シンプルですが、細かいところまで計算されたまさしく、一流シェフの最後の一品です。 最後はお約束のツーショット。 左がパオロ・ペロシシェフ、右がマルコ・スタービレシェフ。 見た目は対照的なお二人ですが、意外にもマルコ氏のほうがより、繊細さのある料理を作り、パオロ氏はエレガントな中にもぐっと骨太なテイストがあるように感じました。 ピャチェーレ、久しぶりの夜にうかがいましたが、やはり素晴らしい空間。 マネージャーを筆頭に、細やかなもてなしは適度なエンターテイメントさも感じられ、ゲストのための特別な夜を演出してくれます。 ふたりのシェフによる、モダントスカーナ料理の競演。 8月3日には、一夜限定のガラディナーもあります。 お楽しみあれ! コラボレーション with シェフ、マルコ・スタービレ 2012年7月30日(月)~8月5日(日) ランチコース(8月4~5日を除く):5,700円 *グラススプマンテ付き ディナーコース(8月3日を除く):15,000円より ガラ・ディナー 2012年8月3日(金) ドアオープン:18時30分 ディナー:19時 ディナーコース(8品 / ワイン:トスカーナワイン):25,000円 ウィークエンド ブランチ 2012年8月4日(土)・5日(日) ブランチコース:6,500円 スプマンテ フリーフロー:4,500円 カデルボスコ社 「フランチャコルタ キュヴェプレステージNV」 ※料金は13%のサービス料を別途。
by naoko_terada
| 2012-07-30 02:44
| TOKYO HOTEL
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筆者のプロフィール
寺田直子(てらだなおこ)
トラベルジャーナリスト。旅歴30年。訪れた国は90ヶ国超え。女性誌、旅行サイト、新聞、週刊誌などで紀行文、旅情報などを執筆。独自の視点とトレンドを考えた斬新な切り口には定評あり。日本の観光活性化にも尽力。著書に「ホテルブランド物語」(角川書店)」、「泣くために旅に出よう」(実業之日本社)、「フランスの美しい村を歩く」(東海教育研究所)など。 問い合わせメール happytraveldays@aol.com インスタグラム Happy Travel Days 寺田直子 ツイッター ブログパーツ
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