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翌朝は、気持ちいいほどに爽快な青空。 この空気の透明感にブータンに来たことを実感します。 朝食後、私専属のスタッフガイドに導かれて、 リゾートの裏山を登ります。 途中、リゾートのレストランで提供するオーガニック野菜の畑が。 松林に囲まれた小高い山は、それほど難易度はありませんが、 なにしろここパロは標高2300メートルほど。 ちょっと歩いただけでも心臓が驚くほどドキドキしてきます。 途中からは、パロの町の眺望が開けてきます。 歩くこと30分ほど。 見たかったのがこの景色。 リゾートの全景です。 手前、松林の中に見えるのがウマパロのメイン棟。 ヴィラは隠れて見えません。 その先にはパロの空港が広がります。 このロケーションをぜひ、撮影しておきたかったのです。 しばらくすると空港から飛行機が離陸。 ドゥルック航空ですね。 そして、私のお伴をしてくれたのが、 この二人。 アクティビティ担当の女性スタッフのヤンキと、 ドライバーのジャミャン。 どちらもウマ・パロのスタッフです。 会話はすべて英語。 わたしなどよりもはるかに上手に英語をしゃべる彼らには驚きます。 教育のレベルの高さを感じます。 でも、日本人とまったく同じ顔つきにはホント、親しみを感じます。 民族衣装も着物のようだし。 兄弟のように仲好しの二人です。 思っていたよりも本格的なトレッキングになってしまった裏山登山(笑)。 でも、いい運動となりすっきりリフレッシュ気分が気持ちいい。 その後、リゾートへ戻り、 今度は車に乗り込みパロの郊外へと向かいます。 パロの町を抜ける道からは、町の中心でもあるゾンが見えます。 僧院と行政の執務室を兼ねたパロのシンボル。 青い空に映えてみごとです。 さて、ドライブだ、と思っていたら急に車が止まる。 通行止めです。 「?」と思いつつ外に出てみます。 ヤンキに聞くと、「飛行機が飛び立つ間は空港脇の道路は一時閉鎖する」とのこと。 軍隊でしょうか、迷彩柄の制服を着た兵士たちがコントロールしています。 しばらく待っていると、やがて轟音を響かせて飛行機が飛び立ちました。 谷底から民家や田畑の脇をすりぬけるように飛んでいきます。 なるほどね。 これでは、確かに車が横を走るのは危険です。 あっという間に閉鎖は解除、 なにごともなかったかのように車がエンジンをかけて走り去っていきます。 私たちも目的地へと向かいます。
by naoko_terada
| 2010-11-30 05:44
| トラベル
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Comments(1)
Commented
by
carambola at 2010-12-18 15:21
空の青さが目に染みますね~.
景色は日本の田舎のよう. やっぱり共通点が多いのかも. お料理はどんな感じなのでしょうか? ブータンでリゾートって何となく不思議な感じがします.
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筆者のプロフィール
寺田直子(てらだなおこ)
トラベルジャーナリスト。旅歴30年。訪れた国は90ヶ国超え。女性誌、旅行サイト、新聞、週刊誌などで紀行文、旅情報などを執筆。独自の視点とトレンドを考えた斬新な切り口には定評あり。日本の観光活性化にも尽力。著書に「ホテルブランド物語」(角川書店)」、「泣くために旅に出よう」(実業之日本社)、「フランスの美しい村を歩く」(東海教育研究所)など。 問い合わせメール happytraveldays@aol.com インスタグラム Happy Travel Days 寺田直子 ツイッター ブログパーツ
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