|
6月に網走まで観にいったのが、保苅実 写真展 カントリーに呼ばれて ~オーストラリア・アボリジニとラディカル・オーラル・ヒストリー~。 予想以上の反響と、観た方たちの感動が広がりを生み、 ご家族の想いと共に、東京での写真展が開催されることになりました。 これは、日本オーラル・ヒストリー学会の大会にあわせてのもの。 (こんな会があるのですね!) 詳細は以下です。 期日:9月6日(月)~9月12日(日)10AM - 5 PM(最終日は4 PMまで) 場所:立教大学(池袋キャンパス)の7号館ロビー 主催:日本オーラル・ヒストリー学会(JOHA) 協力:保苅実とつながる会、立教大学社会学部、北海道立北方民族博物館 後援:豪日交流基金、オーストラリア大使館 入場無料。大学・JOHA関係者以外の入場も可能です。 池袋駅からのアクセスとキャンパスマップ。 また、これにあわせて写真集も発売されます。 上のアウトバックの褐色の大地を思わせる、赤い表紙は布製の愛蔵版で、限定50部。 価格6000円+送料** 下は、通常版で、こちらは限定220部。 価格2700円+送料** ** 送料について。日本国内のみ、2冊までは一律350円。3冊以上はお問い合わせください。 すでに、先行予約を受け付けていて、9/5(日)までに予約すると、保苅さんがが亡くなる数週間前に描きあげたクレパス画「生命の樹」をデザインしたバッチがもれなく付いてきます。 二冊とも、ちょっと高めの価格設定ですが、これには理由があります。 販売による利益は、全額、保苅さんが亡くなった後、若い学者たちを支援する名目で創設されたオーストラリア国立大学・保苅実記念奨学基金に寄付されます。 同基金の残高は現在A$64,168で、毎年A$5000の奨学金を永久給付するには、さらにA$50,000(約380万円)の資金追加が必要です。(今年の奨学金額はA$2500の予定。) 今回の書籍販売は、 未来の保苅実になるであろう若い学者たちの支援でもあるわけです。 購入方法は、以下となります。 ご購入希望の方は、info@hokariminoru.orgまで、以下の情報をメールでご送付ください。 1.注文部数(愛蔵版・通常版の区別とそれぞれの注文部数) 2.お名前(漢字とふりがなも) 3.送付先住所と郵便番号 4.連絡先電話番号 5.メールアドレス 購入予約メールをいただいた後、来週中に代金の振込み先(「保苅実とつながる会」郵貯口座)等を注文確認メールという形でお知らせします。2週間以内にお振込みがない場合は、注文を取り消させていただきますので、ご了解ください。写真集は、お振込みいただいてから、2週間以内に発送します。但し、海外への送付をご希望の方は、支払い方法・郵送料など、改めて別に対応しますので、まずはメールでの予約申し込みをお願いします。 保苅さんのお姉さま、由紀さんは、オフィシャルサイトでこのように書かれています。 「人生は長さではなく深さだ」と言い、充実した人生を送ったと納得してこの世を去った弟です。32年という短く深い彼の人生に、記念奨学基金を末永く残すことで「長さ」も与えてやりたいと思っています。 どうかご協力をお願いいたします。 はるか昔から、何も所有せず、 オーストラリアの大地と共に生きてきたアボリジニ。 彼らの世界観、現代社会に対峙する考えを彼らと共に暮らしながら、自分もまた身につけていった保苅実さん。彼の文章、写真にはアボリジニに対するリスペクトと、真摯な姿勢があります。 今を生きる私たちに、何かを考えさせる写真展です。 決して、難しいものではありません。 愛蔵版の表紙に引かれた、一本の矢印。 (それが何を示すかは、写真展をご覧になればおわかりいただけます)。 この矢印と一緒、実にシンプルで叡智ある内容です。 ぜひ、ご覧ください。
by naoko_terada
| 2010-08-29 17:33
| その他
|
Trackback
|
Comments(5)
Commented
at 2010-08-30 09:36
x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented
by
naoko_terada at 2010-08-30 21:44
鍵コメさま
こちらこそありがとうございました。 すみません。 あんな風にリサイズされてしまった。。。 申し訳ないです。 今度はぜひ、ご一緒にお仕事させてください!
0
Commented
by
yarrariver
at 2010-09-01 10:18
x
見に行きたいな~遠いかしらと思いきや立教大学なんて素敵!絶対に見に行きます!貴重な情報有難うございます
Commented
by
naoko_terada at 2010-09-01 19:36
保苅実さんという方について初めてしりました。
立教大学へは見に行けませんが、何か機会があったら協力できればなと思いました。
|
筆者のプロフィール
寺田直子(てらだなおこ)
トラベルジャーナリスト。旅歴30年。訪れた国は90ヶ国超え。女性誌、旅行サイト、新聞、週刊誌などで紀行文、旅情報などを執筆。独自の視点とトレンドを考えた斬新な切り口には定評あり。日本の観光活性化にも尽力。著書に「ホテルブランド物語」(角川書店)」、「泣くために旅に出よう」(実業之日本社)、「フランスの美しい村を歩く」(東海教育研究所)など。 問い合わせメール happytraveldays@aol.com インスタグラム Happy Travel Days 寺田直子 ツイッター ブログパーツ
最新のコメント
最新のトラックバック
以前の記事
カテゴリ
全体 東北応援! 福島 熊本 トラベル ホテル&リゾート エアライン ワイン&ダイン 掲載メディア 日本 TOKYO HOTEL マイ・フェイバリット 伊豆大島 その他 トラベルTIPS 新型コロナ わたしのこと Hav Cafe 島ぐらし タグ
ファン
ブログジャンル
|
|
ファン申請 |
||